抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,ショットコーティング法により銀,銅などの抗菌粒子を建材表面に強固に均一凝着させる簡便で経済的な抗菌・抗カビ技術の開発に取り組んだ。その結果,1)ショットコーティング法による抗菌処理は常温・常圧下で行うことができ,処理時間についても二丁掛けタイル(227mm×60mm)につき5秒間の噴射で銀,銅粒子の均一固着状態を得られた。2)ショットコーティング面を定量分析した結果,銀濃度は3.7mass%,銅は2.2mass%であった。銀・銅の細菌・カビに対する最小発育阻止濃度(約0.1mass%)に比べてじゅうぶんな付着量であった。黄色ブドウ球菌を対象に抗菌力試験を行った結果,24時間後には,菌のほとんどを死滅させることができた。3)ショットコーティング法による抗菌処理技術は,基材の選定が陶磁器から金属製品まで幅広く適用可能であった。(著者抄録)