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J-GLOBAL ID:200902282833476553   整理番号:08A0259479

Ginkgo bilobaテルペントリラクトンおよびそれらトリラクトンとアミロイドペプチドAβ(25-35)との相互作用の分光法研究

Spectroscopic investigation of Ginkgo biloba terpene trilactones and their interaction with amyloid peptide Aβ(25-35)
著者 (6件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 1213-1222  発行年: 2008年04月 
JST資料番号: E0128B  ISSN: 1386-1425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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痴呆症の「治療」におけるGinkgo biloba(イチョウ)抽出物の有益効果は抽出物のテルペントリラクトン(TTL)成分によるとされている。TTLとアミロイドペプチドとの間の相互作用は,ペプチドの凝集を予防する上で主因となっていると考えられている。赤外振動吸収(VA)および円偏光二色性(VCD)スペクトルを用いてこれらの相互作用を検討した。本研究では4つのTTL,すなわちギンコライドA(GA),ギンコライドB(GB),ギンコライドC(GC)およびビロバライド(BB)と,完全長ペプチドのモデルとしてアミロイドAβ(25-35)ペプチドとを用いた。これらの相互作用における個々のカルボニル基の役割を理解するのを助けるためにGA-モノエーテルおよびGA-ジエーテルも合成し,検討した。ギンコライド+Aβペプチドの混合物のVAおよびVCD研究で遭遇した沈殿および溶解度の問題をエタノール-D2O二成分溶媒混合物を用いて克服した。GA,GB,GCおよびBB,GA-モノエーテルおよびGA-ジエーテルの実験VAおよびVCDスペクトルを密度汎関数理論によって予測した対応スペクトルを用いて解析した。Aβ(25-35)ペプチドの時間依存性実験VAおよびVCDスペクトルと,TTL存在下の対応実験スペクトルとによると,Aβ(25-35)ペプチドの凝集を調節する上でのTTLの効果は比較的小さかった。このように効果が小さかったので,アミロイドペプチドの凝集を減少させる主要な力としてのTTLとAβ(25-35)ペプチドとの間の特異的相互作用は存在しない可能性があった。G.biloba抽出物の治療効果は,TTLとAβ(25-35)ペプチドとの間の直接相互作用に由来するものではなく,もっと複雑である可能性がある。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  ,  フランの縮合誘導体 

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