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J-GLOBAL ID：200902289820656590   整理番号：08A1174939

DNA二重螺旋中のシトシン-シトシン対と銀(I)イオンの間の特殊相互作用

Specific interactions between silver(I) ions and cytosine-cytosine pairs in DNA duplexes

著者 (10件)： ONO Akira (Kanagawa Univ., Kanagawa-ken, JPN) ,  CAO Shiqi (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  TOGASHI Humika (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  TASHIRO Mitsuru (Meisei Univ., Tokyo, JPN) ,  FUJIMOTO Takashi (Meisei Univ., Tokyo, JPN) ,  MACHINAMI Tomoya (Meisei Univ., Tokyo, JPN) ,  ODA Shuji (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  MIYAKE Yoko (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  OKAMOTO Itaru (Kanagawa Univ., Kanagawa-ken, JPN) ,  TANAKA Yoshiyuki (Tohoku Univ., Miyagi, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
号： 39  ページ： 4825-4827  発行年： 2008年10月21日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CCミスマッチを含む5′-CGCGCGTCC-3′および3′-GCGCCCAGG-5′からなるDNA二重螺旋の¹H NMRスペクトルの共存銀イオン濃度による変化を観測した。DNA二重螺旋中のシトシン-シトシン不適正塩基対が銀(I)イオンと錯体を生成することを確かめた。エレクトロスプレイイオン化質量分析もこれを支持した。シトシンに富む二つの銀結合性領域が連結鎖領域によりつながれ,3′-および5′-末端に各蛍光および消光基を結合した銀センサDNA分子を設計した。銀イオン共存によりランダムコイルからヘアピン構造への転移が生じ,FRET蛍光消光により銀イオンの定量が可能であることを確かめた。銀以外の金属イオンも蛍光強度の減少をもたらすが,特に銀イオンで消光が顕著である。既報のチミン-チミン対と水銀イオンの相互作用とあわせて,望む位置に金属を含むDNAナノワイヤへの応用を考えた。

シソーラス用語： *DNA【核酸】 ,  二重螺旋 ,  *不適正塩基対 ,  銀化合物 ,  *銀錯体 ,  錯体生成 ,  陽子磁気共鳴 ,  エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  *蛍光センサ ,  ヌクレオチド配列 ,  ヘアピン構造 ,  配座転移 ,  蛍光共鳴エネルギー移動 ,  消光 ,  定量分析 ,  放射強度 ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： FRET ,  蛍光強度 ,  蛍光消光

分類 (4件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  分析試薬  (CC02030D) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

物質索引 (1件)： シトシン

タイトルに関連する用語 (6件)： DNA ,  二重螺旋 ,  シトシン ,  銀 ,  イオン ,  相互作用