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J-GLOBAL ID:201002272728174644   整理番号:10A0019310

Ag-Cu-Sn合金の低温ろう付け特性と機械的性質

Low temperature brazing characteristics and mechanical properties of Ag-Cu-Sn alloys
著者 (7件):
資料名:
巻: 56  号: 11  ページ: 661-667 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: F0691A  ISSN: 0532-8799  CODEN: FOFUA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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環境に有害な元素を含まない低融点のろう材としてのAg-Cu-Sn系合金についてろう付け特性および機械的性質を調べた。Ag-Cu-Sn状態図から液相線温度が873K付近にある4種類の組成((48.1~46.1)Ag-(22~33.5)Cu-(5~29.9)Sn;wt%)を選択し,融点およびNi基板に対する濡れ性,圧縮試験,硬度測定,金属組織観察などにより評価した。3種類のAg-Cu-Sn合金は,優れたろう付け特性を示したが,硬く脆いCu3Sn(ε相)の生成と二相の微細なラメラ組織の生成とにより著しい脆性を示した。そこで47.5Ag-25.5Cu-27.0Sn合金について0~2wt%Niを添加して脆性の改良を試みた。その結果0.5wt%以上のNi添加により延性が向上することを見いだした。延性向上の理由は,組織の粗大化に伴う応力集中場となるζ相とε相の粒界の減少およびNiがε相に固溶して(Cu,Ni)3Snになることによるε相の機械的性質の改善のためであると推定した。2wt%Niの添加では顕著な延性の向上は見られず,液相線温度の大幅な上昇が生じるため,Niの最適添加量は1wt%であった。
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分類 (3件):
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ろう付  ,  機械的性質  ,  変態組織,加工組織 
タイトルに関連する用語 (3件):
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