抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「社史で読む長崎原爆(同編集委員会,2010)」は,原爆被爆当時の長崎市内の17社24点の社史から関係個所を引用し,社史の中で原爆がどう表現されたかを纏め,新たな視点での原爆被爆資料として公刊された。出版企画書作成,対象社史のOPACによる予備調査とリスト作成,収録した社史の選択と収録範囲,記載個所のコピーなどの資料の収集方法,印刷と製本,NPO助成金への応募と認定などの企画と編集作業及び著作権処理と許諾手続きについて述べた。スキャナとOCRソフトを利用したコピー原稿のテキスト化,校正作業について述べた。ストレージサービスなどを利用しない,基本的なパソコン機能と電子メール等を利用したWEB環境による共同編集作業について説明した。新聞やインターネットでの反響,多数あった購入,読者からの感想などを述べた。問題点と課題に関して,インターネット利用によるデータ収集とリスト作成,印刷物からのデータ変換とテキスト化,編集作業と著作権処理,WEB環境を利用した共同編集作業について述べた。今回の出版への評価は,図書館蔵書が持つ永続性・多様性への評価と再活用への期待が込められている。