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J-GLOBAL ID:201102225347170005   整理番号:11A1345073

栽培キク「奥運天使」とノジギクとの交雑生殖障害の細胞学的メカニズム

Cellular Mechanism of Reproductive Barrier During Cross Breeding Between Dendranthema grandiflorum cv.Aoyuntianshi and D.japonense
著者 (7件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 2085-2091  発行年: 2009年 
JST資料番号: W1459A  ISSN: 0578-1752  CODEN: CKNYAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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[目的]栽培キクとノジギクと交雑した後、その結実率が低く、野生資源の優れた遺伝子の利用に大きな影響を及ぼしている。本文ではこれらの原因を明らかにすることを目的とする。[方法]栽培キク「奥運天使」(Dendranthcma grandiflorum?Aoyuntianshi)を雌親とし、キク属の野生種のノジギク(D.japonense)を雄親とし、人工交雑前に花粉の生体外培養方法を用いて、雄親の花粉生存能力を測定した。また、人工交雑後の異なる時間において、雌親の雌しべに対して、それぞれサンプリングと固定を行い、アニリンブルー染色法と汎用のパラフィン切片技術を用いて、受粉後の花粉の柱頭での発芽行為および受精後の胚胎の発育状況について研究を行った。[結果]雄親の花粉生存能力は10%であった。人工授粉後の0.5~8hにおいて、時間の延長に伴い、柱頭における花粉の発芽数量は次第に増加したが、その程度は非常に小さく、授粉後の8hになると、柱頭当たりの発芽花粉数は僅か16.1個であった。しかしながら、その後において、大量の花粉が発芽し始め、授粉後の12hになると、柱頭当たりの発芽花粉数は40.2個に達した。24hになると、柱頭当たりの発芽花粉数は最も高く、51.5個となった。その後、柱頭での発芽花粉数は低下し始め、授粉後の48hの時に、柱頭当たりの発芽花粉数は42.3個まで低下した。胚胎発育の進行に従って、大量の胚胎は異常をきたし崩壊し、それにより、正常胚胎の割合は次第に低下した。そのうち、正常胚胎の割合は球状胚段階で26.7%、心臓型胚段階で18.3%、魚雷型胚段階で14.4%、子葉胚段階で10.6%、最終的な交雑受粉結実率は僅か7.6%であった。雄しべを取る花序を開放条件下で授粉させると、その結実率は51.4%で、高くなることが分かった。[結論]花粉の生存能力および花粉の柱頭での発芽行為が交雑受粉結実率にあまり影響を及ぼしていなかった。雑種の死亡、即ち、発育プロセスにおける大量胚胎の異常な崩壊は、「奥運天使」とノジギクとの交雑受粉結実率が低いことを引き起こす主な原因であろう。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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分子遺伝学一般 

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