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J-GLOBAL ID:201102268697076100   整理番号:11A1358966

画像処理によるキュウリの葉の病気診断(II)-モザイク病の識別-

著者 (2件):
資料名:
巻: 60  ページ: 29-33 (WEB ONLY)  発行年: 2011年03月 
JST資料番号: U0186A  ISSN: 1884-5169  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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コンピュータ画像処理によるキュウリの葉の病気診断法の研究を進めており,これまでにキュウリ葉の葉で見られる代表的な病害として,うどんこ病,べと病,炭疽病における病変領域の検出法,病名の程度及び決定法を提案した。本研究では,モザイク病を診断対象の病害として追加し,その特徴抽出及び識別法の提案を行った。モザイク病は,葉に黄色の斑点がモザイク状に生じる,緑色で濃淡のあるモザイク模様を作り葉が変形するという特徴がある。そこで,この特徴を葉領域における画像濃度面の起伏の複雑さと捉え,これをフラクタル次元で表すことを考案した。本稿では,フラクタル次元について簡単に説明をした上で,キュウリの葉領域のフラクタル次元を求める方法を述べた。次にモザイク病を含む4種の病害の新しい診断手順を提案し,フラクタル次元の有効性と問題点について考察した。病害の診断手順として,まず色情報から葉領域における正常領域と病変領域を分割した。その上で葉領域全体に対する病変領域のカテゴリー別総面積割合,べと病,炭疽病候補領域の境界画素における濃度勾配の大きさを求め,病変領域の局所化の程度,正常領域及び葉領域全体のフラクタル次元を計算し病気診断を行った。診断の結果,フラクタル次元がモザイク病を識別する上で有用な特徴量であることが分かったが,正常な葉とモザイク病の葉が一部重なった場合の画像では両者の領域が正しく分割されないこともあることが分かり,葉領域の分割法の改良等が必要であると考えられた。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルスによる植物病害  ,  図形・画像処理一般  ,  野菜 

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