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J-GLOBAL ID:201102270340406386   整理番号:11A1905789

黴毒パツリンの生物防除酵母Rhodosporidium kratochvilovae LS-11株を使った毒性の低いデソキシパツリン酸への変換

Conversion of the Mycotoxin Patulin to the Less Toxic Desoxypatulinic Acid by the Biocontrol Yeast Rhodosporidium kratochvilovae Strain LS11
著者 (10件):
資料名:
巻: 59  号: 21  ページ: 11571-11578  発行年: 2011年11月09日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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パツリンは,収穫後のリンゴやナシなどの梨果を汚染する青かびPenicillium expansum Linkが合成し,胃炎や嘔吐などの急性症状を示し食品安全性から問題となるマイコトシンである。生物防除作用がある酵母Rhodosporidium kratochvilovae LS-11系統を利用したパツリンの生物分解経路を明らかにした。パツリンの分解について,酵母R.kratochvilovae Ls-11をin vitro培養後,高速液体クロマトグラフィー分析で,72時間でパツリンは漸減し,デソキシパツリン酸(DPA)が増加した。この効果は,パツリンは広範囲の毒性と殺菌物質を持つマイコトキシンであり,酵母R.kratochvilovae Ls-11に対しても致命的であることから,酵母が自己防衛のためにパツリンをDPAに変換するためと考えられた。酵母R.kratochvilovae Ls-11によるパツリンの生物分解作用は,好気的プロセスで行われるため,実規模のリンゴジュース解毒工程においてコストを要する酸素除去工程が不要で,実用化への見通しがある。今後はDPAのヒト培養細胞に対する毒性試験などが必要である。
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分類 (2件):
分類
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微生物起原の毒性  ,  微生物生理一般 

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