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J-GLOBAL ID:201202201998958922   整理番号:12A0259415

オオキノコシロアリ(Macrotermes bellicosus)の蟻塚における土粒子の蓄積および熱帯サバナウルチゾルにおける土粒子動態の影響

Soil particle accumulation in termite (Macrotermes bellicosus) mounds and the implications for soil particle dynamics in a tropical savanna Ultisol
著者 (6件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 219-227  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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蟻塚を作るシロアリが地表の土粒子動態と土壌生成過程に及ぼす影響を,熱帯サバナの風化が進んだウルチゾルにおいてオオキノコシロアリ(Macrotermes bellicosus)の蟻塚構造内の土粒子の量を調査することによって調べた。蟻塚による土粒子のターンオーバーを,これまでの研究から得た粒子ストックデータと土壌ターンオーバーデータを用いて推定した。比較的同じ形状と大きさの6個の蟻塚がある4haの研究プロットを調査した。蟻塚を構成する土塊は,蟻塚1個あたり6166±1581kgであり,その中の壁と巣の本体はそれぞれ5002±1289および1164±293kgであった。壁は著しく大量の粘土(252±9.97g/kg)と少量の砂(676±26.5g/kg)を含んでいた(隣接面(Apl)層では粘土46.4±12.8g/kg;砂866±83.2g/kg)。そして,巣の本体は壁よりも更に高い粘土含量(559±51.0g/kg)で,少ない砂含量(285±79.2g/kg)であった。その結果として,オオキノコシロアリの蟻塚は2874±781kg/ha(近接面層の粘土ストックの2.52%に相当する)を蓄積し,粘土の推定ターンオーバー率は169kg/haであった。これらの結果から,熱帯サバナ生態系における土粒子動態は,シロアリの蟻塚建設活動からのプラスのフィードバック効果を得ていると考えた。オオキノコシロアリは,蟻塚の建設に心土を材料として好んで用い,その結果として心土に集積した粘土を表層土からの粘土の溶脱と心土における粘土の集積が主な土壌生成過程となっている地表に戻すと考えた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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個体群生態学  ,  土壌生成・分類 
引用文献 (46件):
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