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J-GLOBAL ID：201202277361737937   整理番号：12A0966665

PM_2.5室内濃度・個人曝露濃度の重量法による測定法に関する研究

著者 (5件)： 雨谷敬史 (静岡県大 環境科研) ,  WANG Ning (静岡県大 環境科研) ,  倉林健太郎 (静岡県大 環境科研) ,  三宅祐一 (静岡県大 環境科研) ,  久米一成 (静岡県環境衛生科研)
資料名： 室内環境  (Indoor Environment)
巻： 15  号： 1  ページ： 1-6  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： L4020B  ISSN： 1882-0395  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PM_2.5の個人曝露濃度や室内濃度の測定には,小型のインパクターをミニポンプに接続して,1.5 L・min^-1程度の流量で捕集するシステムが優れている。しかし,市販のフィルターをそのまま使用すると,粒子重量を正確に測定できないことが判った。本研究では,フィルターの恒湿化方法や前処理方法を工夫することによって,±2μgで正確に重量が測定可能である方法を見い出した。具体的には,テフロンコーティングフィルターを窒素気流中300°Cで6時間加熱処理を行い,恒湿化後測定することにより,粒子重量を精度良く正確に測定しうることを認めた。本研究で開発した手法は,PM_2.5個人曝露測定や室内濃度の測定に適用できるばかりでなく,アジアにおけるPM_2.5大気環境中濃度の測定などに応用可能であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *浮遊粒子状物質 ,  粒状物汚染 ,  *大気質試験 ,  フィルタ ,  前処理 ,  湿潤 ,  *重量測定 ,  濾過集塵 ,  曝露 ,  濃度 ,  大気汚染物質 ,  重量損失 ,  試料採取 ,  *PM2.5
準シソーラス用語： フィルタ集塵 ,  個人曝露 ,  室内環境濃度

分類 (1件)： 粒状物調査測定  (SB03060E)

引用文献 (19件)：

• 1)環境省:自動測定機による微小粒子状物質 (PM2.5)質量濃度測定方法暫定マニュァル(改定 版)(2007a).
• 2) Hasegawa, S.: Measurement, Analysis and Behav- ior of PM2.5, J. Jpn. Soc. Atmos. Environ. 45 (4) A61-A68 (2010). [In Japanese]
• 3) Jantunen, M., Hanninen, 0., Koistinen, K. and Hashim, J. H.: Fine PM measurements: personal and indoor air monitoring Review Article. Chemosphere, 49, (9), 993-1007 (2002).
• 4) Ohura, T., Noda, T., Amagai, T. and Fusaya, M.: Prediction of Personal Exposure to PM2.5 and Carcinogenic Polycyclic Aromatic Hydrocarbons by Their Concentrations in Residential Microenvironments. Environ. Sci. Technol., 39 (15), 5592-5599 (2005).
• 5) Leungsakul, S., Jaoui, M. and Kamens, R.M.: Kinetic mechanism for predicting secondary organic aerosol formation from the reaction of D-limonene with ozone. Environ. Sci. Technol., 39 (24), 9583-9594 (2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： 室内 ,  個人 ,  曝露濃度 ,  測定法 ,  研究