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J-GLOBAL ID:201302223831029289   整理番号:13A0741670

コハク酸はHIF-1αを介してIL-1βを誘導する炎症性シグナルである

Succinate is an inflammatory signal that induces IL-1β through HIF-1α
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資料名:
巻: 496  号: 7444  ページ: 238-242  発行年: 2013年04月11日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グラム陰性細菌の産物であるリポ多糖によって活性化されたマクロファージは,代謝の中核を酸化的リン酸化から解糖へと切り替える。今回我々は,マウスのマクロファージでは2-デオキシグルコースを用いた解糖の阻害が,リポ多糖誘導性のインターロイキン1β産生は抑制するが,腫瘍壊死因子α産生は抑制しないことを示す。リポ多糖で活性化されたマクロファージの包括的代謝地図からは,解糖系遺伝子の発現上昇とミトコンドリア遺伝子の発現低下減少が明らかになり,これは変化した代謝産物の発現プロファイルと直接相関している。リポ多糖は,トリカルボン酸回路の中間体であるコハク酸のレベルを大きく上昇させる。グルタミン依存的な補充反応がコハク酸の主要な源だが,「GABA(γ-アミノ酪酸)シャント」経路もまた,役割を担っている。リポ多糖によって誘導されたコハク酸は,その重要な標的の1つがインターロイキン1βである低酸素誘導因子1αを安定化するが,この影響は2-デオキシグルコースによって阻害される。リポ多糖はまた,複数のタンパク質のサクシニル化を増加させる。したがってコハク酸は,自然免疫シグナル伝達における代謝産物であることが突き止められ,炎症の際にインターロイキン1βの産生を増強することが明らかになった。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (1件):
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生体防御と免疫系一般 

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