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J-GLOBAL ID：201302231044807706   整理番号：13A1001823

ハイパフォーマンスフィルム・シート 反射防止フィルム「ファインクレール」

著者 (1件)： 佐藤一也 (DNPファインケミカル 技術開発第3本部)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 41  号： 6  ページ： 96-98  発行年： 2013年06月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 反射防止性能に優れた次世代反射防止フィルムとして,蛾の目に似た「モスアイ」と呼ばれる微細表面凹凸構造を施した反射防止フィルムの開発に着手した。一般に屈折率に差がある界面では反射が生じる。それに対し,界面に光の波長以下の微細凹凸構造を施すと,屈折率が連続的に変化したのと似た現象が起こる(有効媒質近似法)。それによりその界面は急激な屈折率差が無い状態になり低反射になる。この微細凹凸構造はナノサイズであり,十分な耐擦傷性が無いこととフィルム表面に転写し難いことが課題であった。本開発は,多官能ウレタンアクリレートとアルキレングリコール鎖を有する2官能エステルアクリレート,表面改質剤で構成した新規材料を使い,官能基数の変動とフィルム特性(光学特性,耐擦傷性)の関連を紹介した。1)「ファインクレール」の開発経緯,2)微細凹凸構造を施した反射防止フィルム,3)微細凹凸構造体の課題と樹脂材料による改善,4)「ファインクレール」の特徴,5)「ファインクレール」の活かせる用途,6)今後の展開。

シソーラス用語： *反射防止膜 ,  *素子構造 ,  粗面 ,  微細構造 ,  連続性 ,  屈折率 ,  変化 ,  有効媒質近似 ,  光反射 ,  減少 ,  *耐摩耗性 ,  *成形性 ,  枝分れ ,  *ポリウレタンアクリレート ,  ポリアルキレンオキシド ,  *ポリエステルアクリレート ,  添加剤
準シソーラス用語： *モスアイ構造 ,  凹凸表面 ,  改質剤 ,  *次世代 ,  *耐擦傷性 ,  *転写性

分類 (5件)： 有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  アクリル樹脂  (YH07110K) ,  屈折及び反射の測定と装置  (BD07060V) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C) ,  固体デバイス材料  (NC03020K)

引用文献 (2件)：

• 1) 【特許文献1】特開2003-043203号公報【特許文献2】特開2005-156695号公報【特許文献3】特開2007-086283号公報【特許文献4】特開2009-299190号公報【特許文献5】特開2009-258743号公報【特許文献6】WO2006/059686公報
• 2) 特許第5042386号,特許第4938675号

タイトルに関連する用語 (3件)： ハイパフォーマンス ,  フィルム ,  反射防止フィルム