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J-GLOBAL ID：201302232861584090   整理番号：13A0697804

越冬性が優れる無エルシン酸ナタネ新品種「キタノキラメキ」の育成

著者 (12件)： 川崎光代 (農研機構 東北農業研究セ) ,  本田裕 (農研機構 東北農業研究セ) ,  山守誠 (農研機構 東北農業研究セ) ,  山守誠 (農業技術研究機構 作物研) ,  加藤晶子 (農研機構 東北農業研究セ) ,  由比真美子 (農研機構 東北農業研究セ) ,  石田正彦 (農研機構 東北農業研究セ) ,  石田正彦 (農研機構 野菜茶研) ,  千葉一美 (農研機構 東北農業研究セ) ,  千葉一美 (東北農試) ,  遠山知子 (農研機構 東北農業研究セ) ,  遠山知子 (東北農試)
資料名： 東北農業研究センター研究報告  (Bulletin of the Tohoku Agricultural Research Center)
号： 115  ページ： 11-20  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： S0383B  ISSN： 1347-3379  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「キタノキラメキ」は東北農業試験場(現東北農業研究センター)において,寒地および寒冷地向きの無エルシン酸で多収のナタネ品種育成を目標に1996年に「キザキノナタネ」を種子親,「Onyx」を花粉親として人工交配を行い,以降,系統育種法により選抜と固定を進め,2011年に育成した品種である。「キタノキラメキ」は「キザキノナタネ」と同じ無エルシン酸品種である。成熟期は「キザキノナタネ」よりやや遅いが,越冬性が優れている。育成地において寒雪害の被害指数が「キザキノナタネ」より低い。また,北海道立総合研究機構農業研究本部十勝農業試験場において,「キザキノナタネ」より越冬株率が高いためにやや多収である。栽培適地は北海道十勝地域であり,「キタノキラメキ」の導入によって厳寒地域におけるナタネの安定多収生産および産地拡大が期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *アブラナ ,  菜種 ,  新品種 ,  植物生理 ,  性質 ,  雪害 ,  *栽培品種 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： *キタノキラメキ ,  越冬性

分類 (1件)： 油料作物  (FC03074V)

物質索引 (1件)： エルシン酸

引用文献 (10件)：

• 石田正彦.2003.わが国におけるナタネの生産・利用と品種開発.農業技術 58(5):13-18.
• 石田正彦,山守誠,加藤晶子,千葉一・美,奥山善直,田野崎真吾,菅原俐,遠山知子,遠藤武男,柴田悖次.2006.ナタネ新品種「菜々みどり」の育成.東北農研研報 105:49-62.
• 石田正彦,山守誠,加藤晶子,由比真美子.2007.無エルシン酸・低グルコシノレートナタネ品種「キラリボシ」の特性 東北農研研報 107:53-62.
• 梶山努,白井康裕,松永浩,原圭祐,西村直樹,沢口敦史.2010.畑作地帯におけるなたねの導入条件と栽培法.研究成果情報 北海道農業 2009:80-81
• 金田尚志(監訳).1980.FAO/WHO合同専門家委員会報告 人間の栄養における食用油脂の役割.医歯薬出版.p.81-83.

タイトルに関連する用語 (4件)： 越冬性 ,  エルシン酸 ,  ナタネ ,  新品種