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J-GLOBAL ID:201302295751956619   整理番号:13A0238760

イオン液塩化1-アリル-3-メチルイミダゾリウム存在下におけるMelanocarpus albomyces(子のう菌類の1種)ラッカーゼの反応性およびコニフェリルアルコールデヒドロポリマー(DHP)の生成について

On the reactivity of the Melanocarpus albomyces laccase and formation of coniferyl alcohol dehydropolymer (DHP) in the presence of ionic liquid 1-allyl-3-methylimidazolium chloride
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巻: 85-86  ページ: 169-177  発行年: 2013年01月 
JST資料番号: W0664A  ISSN: 1381-1177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ある種のイオン液は,リグニンおよびリグノセルロースなど木質を溶かすことができるので,地球規模で多い木-基盤ポリマーの修飾用効率的反応溶媒として利用されている。リグニンは,補助基質および電子受容体としての酸素を利用することによって,リグニン中のフェノール性ヒドロキシル基のフェノキシラジカルへの選択的酸化を触媒する多銅オキシダーゼのラッカーゼ(EC1.10.3.2)によって修飾される。ラッカーゼなど多くの酵素は,イオン液存在下でその触媒活性を維持する。しかし,その酵素活性は通常はイオン液が存在すると減少し,極めて効率的に木質を溶かすイオン液においては,著しい酵素失活が観察される。本研究では,Melanocarpus albomyces(子のう菌類の1種)由来ラッカーゼの活性,最適pHおよびその触媒によるコニフェリルアルコールの酸化を,木質を溶かしラッカーゼ活性に悪影響が予測されるイオン液塩化1-アリル-3-メチル-イミダゾリウム([Amim]Cl)中で検討した。その結果,[Amim]Cl濃度の増大と共にM.albomycesラッカーゼ活性は減少し,酵素活性のpH領域も狭くなった。2,6-ジメトキシフェノールを基質に用いると,[Amim]Clを60%(m-%)に増やすと,最適pHは6.5から6.0へとシフトした。また,イオン液におけるNaN3によるラッカーゼ阻害は,水中におけると同様にそれ程大きくはなかった。[Amim]Cl存在下で生成されるデヒドロポリマー(DHP)の不溶画分は,水中で生成される成分に比べて明らかに高分子量であった。[Amim]Cl存否にかかわらず,生成DHPsは何れも,β-5,β-β,β-O-4,α-C=O/β-O-4およびα-O-4/β-O-4構造を持っていた。しかし,[Amim]Cl存在下では,β-O-4構造は少なく,また,β-5構造はやや少なく,一方,β-β構造は多量に生成された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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酵素の応用関連 

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