文献
J-GLOBAL ID:201402237779024050   整理番号:14A0466155

神経ラチリズムの機構に対する新しい洞察:L-β-ODAPは一過性受容体電位チャンネル及び代謝調節型グルタミン酸受容体によって一次運動ニューロンにおける[Ca2+]i蓄積及び細胞死を誘発する

New insights into the mechanism of neurolathyrism: L-β-ODAP triggers [Ca2+]i accumulation and cell death in primary motor neurons through transient receptor potential channels and metabotropic glutamate receptors
著者 (13件):
資料名:
巻: 67  ページ: 113-122  発行年: 2014年05月 
JST資料番号: B0937A  ISSN: 0278-6915  CODEN: FCTOD7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
神経ラチリズムは,AMPA受容体アゴニストのβ-N-オキサリル-L-α,β-ジアミノプロピオン酸(L-β-ODAP)によって引き起こされる運動ニューロン(MN)病である。L-β-ODAPは,ラット脊髄MNで細胞内Ca2+([Ca2+]i)の長期上昇を引き起こし,[Ca2+]i蓄積はMNの寿命に反比例した。L-β-ODAPあるいは(S)-AMPAによって誘導された[Ca2+]i上昇は,AMPA受容体ブロッカーのNBQXによって完全に拮抗した。ニフェジピンによるL型Ca2+チャンネルの閉鎖で,(S)-AMPAによって誘導された[Ca2+]iは有意に低下したが,L-β-ODAPによっては低下しなかった。テトロドトキシンは,(S)-AMPAあるいはカイニン酸によって誘導された[Ca2+]i上昇を完全に消滅させたが,L-β-ODAPによる誘導では65.6±6%までの減少であったことから,電圧非依存Ca2+流入の顕著な関与を示した。L-β-ODAPによって誘導されたテトロドトキシン耐性[Ca2+]iは,一過性受容体電位チャンネルのブロッカーである2-APB,Gd3+,La3+,1-(β-[3-(4-メトキシフェニル)プロポキシ]-4-メトキシフェネチル)-1H-イミダゾール塩酸塩(SKF-96365)及びフルフェナム酸によって阻止された。I群代謝調節型グルタミン酸受容体(mGluR I)のブロッカーである7-(ヒドロキシイミノシクロプロパン[b]クロメン-1α-カルボン酸エチルエステル(CPCCPEt)と2-メチル-6-(フェニルエチニル)ピリジン(MPEP)は,L-β-ODAPによる[Ca2+]i上昇も低下させた。L-β-ODAPによって誘導されたMN細胞死は,NBQXと同様SKF-96365によって有意に延長した。得られた結果から,延長[Ca2+]i移動による,L-β-ODAP誘導MN毒性におけるTRPとmGluR Iの関与を示した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物起原の毒性  ,  細胞生理一般  ,  細胞膜の受容体 
物質索引 (10件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る