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J-GLOBAL ID:201502213387153369   整理番号:15A1025202

マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)に対する木材処理のためのシアン化水素:モデル研究の成果

Hydrogen cyanide for treating wood against pine wood nematode (Bursaphelenchus xylophilus): results of a model study
著者 (6件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 204-210  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)は,アジアやヨーロッパで経済的に最も重要な検疫植物寄生線虫に属している。国際貿易で輸送された木材が新しい地域へのB.xylophilusの拡大に主要な役割を担っている場合,木材処理に注視するべきである。2000年にEUではメチルブロミドでの処理が禁止され,新しい化学薬品が必要となっている。本研究では,シアン化水素ガス(HCN)でのおが屑中のB.xylophilusを含む空洞の木塊の燻蒸モデルから得られた結果について記した。ガス室のHCN濃度を考慮したデータと,処理した木塊についても提示した。木材による不規則な吸着を示すHCNのct生産値に木塊内のHCN濃度を換算し直した。HCN初期濃度12.3gm-3で曝露8~20時間,18.21gm-3で曝露2,4,6,10と16~20時間,21.71gm-3で曝露12,18,20時間,24.12gm-3で曝露2,6,12,18,20時間処理した別体のB.xylophilusの全死滅率を調べた。その結果,B.xylophilus死滅率に及ぼすHCN処理の全体的に優れた有効性が明らかになったが,自然に外寄生を受けた木材に関する研究が必要だと思われた。Copyright 2015 The Japan Wood Research Society Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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製材・加工  ,  線虫による植物被害  ,  異種生物間相互作用 
物質索引 (1件):
物質索引
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