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J-GLOBAL ID:201602232719769537   整理番号:16A0661871

in vivoでのナンキンマメ蛋白質構造,多価フェノール含有量およびナンキンマメ蛋白質に対する免疫反応はラッカーゼによって調節される

Peanut protein structure, polyphenol content and immune response to peanut proteins in vivo are modulated by laccase
著者 (8件):
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巻:号:ページ: 2357-2366  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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食品テクスチャは蛋白質や炭水化物など異なる食品成分の酵素媒介共有結合架橋によって改善できる。架橋は蛋白質の生物学的特性と免疫学的特性を変化させ,食品アレルゲンの感作性を変化させる可能性がある。本研究で著者らは,微生物的ポリフェノールオキシダーゼ,ラッカーゼをナンキンマメ蛋白質の架橋に適用した。得られた架橋蛋白質の大きさとモルフォロジーは電気泳動と電子顕微鏡観察で解析した。蛋白質の構造変化はCD分光法によって解析し,主なナンキンマメアレルゲンには特異的な抗体を用いた。ナンキンマメ蛋白質のバイオアベイラビリティはCaco-2上皮細胞モデルを用いて解析した。ラッカーゼ処理ナンキンマメ蛋白質のin vivo感作性は食品アレルギーのマウスモデルを用いて解析した。最後にナンキンマメ多価フェノールはラッカーゼを用いた酵素的反応の前後にUHPLC-MS/MSを用いて解析した。ナンキンマメ蛋白質のラッカーゼ処理は共有結合的架橋物質を得ることができ,ナンキンマメ蛋白質の修飾3次構造もあり,Ara h2(最大70倍,p<0.05)のバイオアベイラビリティ改善がみられ,in vivoのアレルギー免疫反応が調節された。免疫反応の調節は11倍のIgG2a抗体産生増加(p<0.05)と7倍の体外培養脾細胞におけるIL-13分泌低下(p<0.05)と関係していた。HPLC-MS/MSによるナンキンマメ多価フェノールの含有量とプロファイルの解析からラッカーゼ処理が多くのイソラムネチン誘導体と検出可能量のプロシアニジン二量体B型を出す多価フェノール類のナンキンマメ抽出物を激減させることが明らかになった。多価フェノールが多い複雑な食品抽出物のラッカーゼ処理は蛋白質架橋と多価フェノール類の改変を起こす。これらの強力な架橋蛋白質はin vivoのアレルギー感作の可能性は変化させないが,一定の免疫調節を変化させることが認められた。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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食品の化学・栄養価  ,  食品製造・加工・保蔵法一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 

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