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J-GLOBAL ID:201602236490110730   整理番号:16A0668710

ポリ(エチレングリコール)ヒドロゲルに包埋した絹フィブロインミクロゲルの二重モードゲル化挙動

Dual mode gelation behavior of silk fibroin microgel embedded poly(ethylene glycol) hydrogels
著者 (6件):
資料名:
巻:号: 26  ページ: 4574-4584  発行年: 2016年07月14日 
JST資料番号: W2382A  ISSN: 2050-750X  CODEN: JMCBDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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二つ以上の架橋結合機構によるヒドロゲル形成は,ヒドロゲル特性の高度な操作のために好まれる。化学的及び物理的架橋は両方とも,刺激応答性ヒドロゲルの製作あるいは単一架橋法の欠点の補償のためによく利用される。本研究において,ポリ(エチレングリコール)(PEG)ヒドロゲルに包埋した絹フィブロイン(SF)ミクロゲルを,チオールエン光クリック化学に基づいた二重モード架橋及びSFのβシート形成によって製作した。ノルボルネン官能化SF(SF-NB)を光架橋結合によりPEGヒドロゲルに組み込んだ。SF-NBハイブリッドヒドロゲルの平衡剛性率はSF-NB含量の増加につれて低下した。しかしながら,SF-NBの組み込みは5日以上にわたって徐々にSF-PEGハイブリッドヒドロゲルの硬化を引き起こし,ゲル係数は2週間維持した。対照的に,純PEGヒドロゲル係数はPEGNBマクロマにおけるエステル結合の加水分解のために連続して低下した。構造解析から,そのようなゲル化後の硬化作用が,PEGヒドロゲルマトリックスに包埋されたSFミクロゲルにおけるβシート転移によって引き起こされることを明らかにした。4wt% SFミクロゲルにより組み込まれたPEGヒドロゲルは,ゲル化後1日での係数と比較した剛性率において約2倍の上昇を示した。細胞培養マトリックスとしてのこれらのヒドロゲルの適合性を評価するために,ヒドロゲルの細胞毒性をin situカプセル封入したA549細胞を用いて調べた。SF-NBハイブリッドヒドロゲルは明白な細胞毒性を示さず,純PEGヒドロゲル中の細胞よりも高いゲル係数においてでさえカプセル封入されたA549細胞の増殖を促進した。これらの結果から,二重モード架橋によって製作したSF-NBハイブリッドヒドロゲルが,ヒドロゲル硬化度の時間的制御を必要とする三次元細胞培養のための良い候補として働くことを示唆した。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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高分子固体の物性一般  ,  細胞・組織培養法  ,  蛋白質・ペプチド一般 
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