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J-GLOBAL ID：201602259169735613   整理番号：16A0626816

ヒト血液中ユビキノール-10(還元型コエンザイムQ₁₀)の安定性

Stability of ubiquinol-10 (reduced form of coenzyme Q₁₀) in human blood

著者 (4件)： Matsuo Kazuhiko (Takasago Analysis Center, Kaneka Techno Research Corporation 1-8 Takasago-cho Miyamae-cho, Takasago, Hyogo, 676-8688, Japan) ,  Kasai Kazuaki (Takasago Analysis Center, Kaneka Techno Research Corporation 1-8 Takasago-cho Miyamae-cho, Takasago, Hyogo, 676-8688, Japan) ,  Hosoe Kazunori (QOL Division, KANEKA Corporation 2-3-18 Nakanosima, Kita-ku Osaka, 530-8288, Japan) ,  Funahashi Iwao (QOL Division, KANEKA Corporation 2-3-18 Nakanosima, Kita-ku Osaka, 530-8288, Japan)
資料名： Biomedical Chromatography  (Biomedical Chromatography)
巻： 30  号： 4  ページ： 500-502  発行年： 2016年04月 
JST資料番号： E0166C  ISSN： 0269-3879  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト血液中の総コエンザイムQ₁₀(TQ₁₀)におけるユビキノール-10比率は酸化ストレスの有用なバイオマーカーとして考えられている。ユビキノール-10は大気中で容易に酸化されるため,分析前に医療機関で適切な処理を行う必要がある。ユビキノール-10/TQ₁₀比率を適切に決定するための血液の安定保存条件を確立するために,ユビキノール-10の安定性に対する温度条件の影響を研究した。日本人ボランティア男性9名から血液サンプルを採取した。血液試料中のユビキノール-10/TQ₁₀比率の変化を3つの温度条件下で評価した(室温,冷蔵および氷冷)。ユビキノール-10およびユビキノン-10の血漿レベルは電気化学的検出によるHPLCシステムで決定し,ユビキノール-10/TQ₁₀比率を計算した。血液試料を冷蔵庫あるいは氷冷容器に保存した場合,それぞれ8または4時間安定であり,これら期間中の減少は1.0%未満であることを見出した。本研究では,ユビキノール-10/TQ₁₀比率を評価するために,血液試料は冷蔵庫あるいは氷冷容器に保存し,4時間以内血漿分離の処理をすべきであると結論づけた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ヒト ,  血液検査 ,  *バイオマーカー ,  酸化ストレス ,  温度依存性 ,  貯蔵安定性 ,  血漿中濃度 ,  ポリエン ,  多価フェノール ,  フェノールエーテル ,  キノン ,  脂環式化合物 ,  ユビキノン ,  エノールエーテル
準シソーラス用語： *酸化ストレスマーカー

著者キーワード (4件)： ubiquinol-10 ,  plasma ,  stability ,  ubiquinone-10

分類 (1件)： 血液検査  (GC02050D)

物質索引 (2件)： ユビキノール10 ,  コエンザイムQ₁₀

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト ,  血液 ,  ユビキノール-10 ,  還元型コエンザイムQ10 ,  安定性