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J-GLOBAL ID:201602259187276120   整理番号:16A0721302

単および二核りん光性レニウム(I)錯体:抗癌機構に対する細胞内局在の影響

Mono- and Dinuclear Phosphorescent Rhenium(I) Complexes: Impact of Subcellular Localization on Anticancer Mechanisms
著者 (6件):
資料名:
巻: 22  号: 23  ページ: 7800-7809  発行年: 2016年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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抗癌性金属錯体の化学的構造と細胞内取込と局在と生物活性の間の関係の解明は,それらの作用機構を理解するために重要である。有機金属性レニウム(I)トリカルボニル化合物は一分子内に治療およびイメージング能を統合可能な潜在的多機能性抗癌剤として新興している。本研究では,二つの単核りん光性レニウム(I)錯体(Re1とRe2)を,それらに対応する二核錯体(Re3とRe4)と共に,強力な抗癌剤として設計し,合成した。生きた細胞内でのRe1~Re4の細胞内蓄積を,それらの固有りん光を利用して共焦点顕微鏡により解析した。二座リガンドの親油性の増加がそれらの細胞内取込みを増強し,抗癌効果の改善を誘導することを見い出した。二核錯体は単核の対応錯体よりも強力であった。Re3とRe4により誘導される作用の分子抗癌機構を詳細に探求した。より低い親油性のRe3はリソゾームに局在し,カスパーゼ非依存性アポトーシスを誘導したが,より高い親油性のRe4はミトコンドリアに特異的に蓄積し,癌細胞においてカスパーゼ非依存性パラトーシスを誘導した。本研究は,細胞内局在がこれらのりん光レニウム(I)錯体の抗癌機構に重要であることを示す。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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白金族元素の錯体  ,  錯体のルミネセンス  ,  医用素材  ,  腫ようの薬物療法  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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