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J-GLOBAL ID:201602264229712624   整理番号:16A1330767

ロンドンの2サイトの測定値に基づく排出量の推測値を用いた英国の調理有機エアロゾル(COA)のモデルシミュレーション

Model simulations of cooking organic aerosol (COA) over the UK using estimates of emissions based on measurements at two sites in London
著者 (15件):
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巻: 16  号: 21  ページ: 13773-13789 (WEB ONLY)  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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調理有機エアロゾル(COA)は現在,欧州の排出量インベントリに含まれていない。しかし,エアロゾル質量分析計(AMS)測定の最近の正行列の因数分解(PMF)解析は,幾つかのヨーロッパ都市におけるCOAの重要な寄与を示唆した。本研究では,ClearfLo(ロンドンの清浄空気)キャンペーン期の2012年の暦年に対してロンドンの2つのサイト(ロンドン中心部のカーブサイドサイトとロンドン中心部に近い住宅地域の都市背景サイト)で行ったCOAの毎時AMS測定に基づいて,英国のCOA排出量を推定した。COA排出量の推定とそれに続く評価と感度実験の反復を,水平分解能5km×5kmのEMEP4UK大気化学輸送モデリングシステムを用いて実施した。これらの排出の空間分布は,2011年の国勢調査データから導いた週日の人口密度に基づいている。推定した英国の年間COA排出量は7.4Gg/yrで,公式に報告された平均で320Mg/人/日に対応するPM2.5(2012年の82Gg)の英国全人為起源排出量にほぼ10%の追加であった。COA排出量の平日と週末の日変化もまた,AMS測定値に基づいた。モデル化したCOAの濃度を別の都市及び期間(マンチェスタ,2007年1月~2月)のAMS由来COA測定値,Harwell郊外サイト(ロンドン中心部から西へ約80km)における2週間の測定値の化学物質収支モデルによって推定されたAMS導出COA測定に対して独立に評価した。ロンドン中心部の大気汚染物質(PM)に対するモデル化されたCOAの年平均寄与は1と2μg/m3(測定されたOA1の約20%)であり,イングランドの他の主要都市(マンチェスター,バーミンガム,リーズ)では0.5~0.7μg/m3であった。また,ロンドンよりも小さい諸都市では,計算格子セルよりも小さい面積の人口密度の中心的なホットスポットがあることも示され,この場合,ここでモデル化された値より高い局所化COA濃度が予期された。モデル化されたCOA濃度は大都市域の外側では(Harwell所在地に対して年平均で0.12μg/m3)で,これはCOAが都市空気中で顕著な成分であるかもしれないが,郊外のPM濃度にはあまり影響しないことを示した.AMS-PMF配分測定はCOA濃度を2倍まで過大評価することを考察した。COAは一次排出物であるので,COA排出量の下向き調整は,モデルでシミュレートしたCOA濃度の絶対値の比例的な線形下向き計量を導いた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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粒状物調査測定  ,  放射,大気光学 

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