文献

J-GLOBAL ID：201602268043212307   整理番号：16A0598718

α-シヌクレイン:構造と機能と阻害への金属の関連

Alpha-synuclein: relating metals to structure, function and inhibition

著者 (2件)： McDowall J. S. (Department of Biology and Biochemistry, University of Bath, Claverton Down, Bath, BA2 7AY, UK. [e-mail]) ,  Brown D. R.
資料名： Metallomics  (Metallomics)
巻： 8  号： 4  ページ： 385-397  発行年： 2016年04月 
JST資料番号： W2338A  ISSN： 1756-5901  CODEN： METAIR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： α-シヌクレインは,一般的な神経変性障害であるParkinson病(PD)の増悪におけるその関与のため,長く研究されているが,この蛋白質の正確な機能のコンセンサスは明らかではない。この蛋白質は顕著な構造的可塑性を示し,この特性は正確な細胞機能とPDの病理的増悪の両者に重要である。黒質内の細胞内オリゴマ性種の形成は疾患増悪と相関し,部分的に折り畳まれた中間体の形成が線維形成プロセスの開始のための鍵となることが提案されている。疾患変異と金属や神経伝達物質との相互作用のような多くの因子がα-シヌクレインの構造の変化に影響可能である。高濃度のドーパミンと金属の両者が黒質に存在しており,そこは,α-シヌクレインの構造的変化と毒性酸素種の産生の両者の理想的な位置となっている。α-シヌクレインがフェリレダクターゼであるという最近の提案は,そのような反応性種の形成をおそらく触媒し,結果として神経変性を悪化させるので,重要である。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *Parkinson病 ,  *黒質 ,  オリゴマ化 ,  *オキシドレダクターゼ ,  *鉄 ,  *銅 ,  *凝集 ,  ホメオスタシス ,  活性酸素 ,  ニューロン ,  細胞毒性 ,  症状 ,  ヒト
準シソーラス用語： *α-シヌクレイン ,  *フェリレダクターゼ ,  *蛋白質凝集 ,  増悪反応

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (2件)： α-シヌクレイン ,  阻害