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J-GLOBAL ID:201602271756391921   整理番号:16A0965889

中国,西秦嶺造山帯の三畳紀Wenquan Mo鉱床の地質と地球化学

Geology and geochemistry of the Triassic Wenquan Mo deposit and Mo-mineralized granite in the Western Qinling Orogen, China
著者 (12件):
資料名:
巻: 30  ページ: 159-178  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: W2249A  ISSN: 1342-937X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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西秦嶺造山帯のWenquan花崗岩中に胚胎する最近発見されたWenquan斑岩Mo鉱床は,インドシナ鉱化作用の産物とされている。鉱床には3つの鉱物組合せが認められる:(1)石英-黒雲母-カリ長石;(2)石英-硫化物;(3)硫化物-方解石。地球化学的研究から,鉱石含有Wenquan花崗岩中の苦鉄質微細粒状包有物(MMEs)は,母岩の花崗岩自身と比べて低いSiO2,及び高いMg#とNb/Ta比を有することが分かった。ジルコンのεHf(t)値が-3.6-3.0,TDM2が1234-890Maの花崗岩とは異なって,MMEsは-10.1-10.8のεHf(t)値と865-441MaのTDM1で特徴づけられる。これは,Mo鉱化作用に重要な役割を果たしたWenquan花崗岩は中及び新原生代の地殻由来成分とSCLM由来の物質の混合によって形成されたことを示していると解釈できる。鉱石とカリ長石のPb同位体データの比較から,南中国ブロックの中-下部地殻で生まれたWenquan花崗岩マグマと鉱化物質は,堆積岩の若干の寄与の下に三畳紀のマグマ系からの熱水流体分化作用によって合体させられたことが示唆される。鉱石の5.0-11.7‰というδ34S値はデボン紀堆積物の重いイオウで混成された典型的火成熱水流体のイオウの混入を示しているらしい。花崗岩のジルコンU-Pb年代は218±2.4Maと221±1.3Maで,MMEsから得られた217±2.0Maと218±2.5Maという年代と同じである。これらの年代は,Mo鉱化作用の時期を示す219±5.2Maという輝水鉛鉱のRe-Osアイソクロン年代と区別できない。構造的には,Wenquan花崗岩のマグマ混成過程とWenquan Mo鉱床を形成したMo鉱化作用は,後期三畳紀における秦嶺造山作用における衝突時から後衝突時への構造環境の移行時に同時に起こった。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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金属鉱床  ,  岩石圏の地球化学一般 

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