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J-GLOBAL ID:201602276813732421   整理番号:16A1347555

プログラニュリン欠損は補体活性化を介してミクログリアによる神経回路特異的シナプスのプルーニング(刈り込み)を促進する

Progranulin Deficiency Promotes Circuit-Specific Synaptic Pruning by Microglia via Complement Activation
著者 (29件):
資料名:
巻: 165  号:ページ: 921-935  発行年: 2016年05月05日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ミクログリアは,脳の恒常性を維持するが,異常なミクログリア活性化が神経変性を引き起こすかどうかは物議を醸したままである。ここで著者らは,前頭側頭型認知症(FTD)遺伝子プログラニュリン(Grn)の欠損が,リソソームと自然免疫遺伝子の加齢依存性で進行性の遺伝子発現促進と補体産生の増加,およびミクログリアにおけるシナプスのプルーニングの促進をもたらすことを実証するためにトランスクリプトームプロファイリングを使用する。老化の間,Grn-/-マウスは,腹側視床における顕著なミクログリアの浸潤および抑制性シナプスの優先的排除を示し,視床皮質神経回路と強迫神経症(OCD)様の身繕い行動において過興奮をもたらす。注目すべきことに,C1qa遺伝子の欠失は,Grn-/-マウスのミクログリアによるシナプスのプルーニングを有意に減少させ,Gr -/-マウスにおける神経変性,行動表現型および早期の死亡率を緩和する。まとめると,著者らの結果は,老化中の異常なミクログリアの活性化を抑制することにおいて,以前は認識されなかったプログラニュリンの役割を明らかにする。これらの結果は,補体の活性化とミクログリア媒介性のシナプスプルーニングが,プログラニン欠損によって引き起こされる神経変性の結果として起こるというよりは,むしろ,主要な役者であるという,重要な概念的進歩を表す。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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中枢神経系 

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