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J-GLOBAL ID：201602276973034725   整理番号：16A0403591

瀬戸内海環境保全特別措置法改正-転換期を迎える瀬戸内海の環境保全-転換期を迎える瀬戸内海の環境保全

著者 (1件)： 岡田光正 (放送大 教育支援セ)
資料名： 瀬戸内海  (Scientific Forum of the Seto Inland Sea)
号： 71  ページ： 4-6  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： L1038B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 瀬戸内海では,高度経済成長期に水質汚濁が進み,一時は「瀕死の海」と呼ばれる状況にまで悪化した。これまでの様々な取り組みの状況(環境保全のための水質目標とその達成状況,環境保全基本計画・改正等)を解説し,今後の課題として,これまでの水質管理から,豊かな瀬戸内海の再生へと目標は大きく転換した。有機汚濁の解消や富栄養化の防止といった水質保全中心の水環境保全対策から,生物生息や生産の場の保全や再生,またその基礎となる水質の管理,さらには同じ瀬戸内海といっても多様性のある湾・灘ごとの水環境保全・再生といった対策に転換してきたといえよう。今後への期待として,環境省の大型研究プロジェクトとして進められている「持続可能な沿岸海域実現を目指した沿岸海域管理手法の開発」では,湾灘別の里海像,ならびにその管理手法を具体化するための基礎調査とそれに基づく定量的なモデル化の試みが進行し期待される。

シソーラス用語： *瀬戸内海 ,  海洋汚濁 ,  環境修復 ,  *水質保全 ,  沿岸帯 ,  環境省 ,  環境政策 ,  *持続可能な開発 ,  最適化手法 ,  目標設定 ,  資源再生 ,  *生態系 ,  豊度 ,  定量的分析

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (3件)： 瀬戸内海 ,  環境保全 ,  法改正