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J-GLOBAL ID:201602288361398539   整理番号:16A0532789

フィブリン-5は,インテグリンβ-1を介しケロイド由来線維芽細胞様細胞を調節する

Fibulin-5 regulates keloid-derived fibroblast-like cells through integrin beta-1
著者 (18件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 35-40  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: D0505B  ISSN: 0142-5463  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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目的:ケロイド瘢痕は,皮膚損傷後に出現し,肥大瘢痕より悪性の病理的組織である。ケロイド瘢痕は,線維芽細胞様細胞(FLCs)の増殖増加および主にコラーゲンである,細胞外マトリックスの蓄積により特徴づけられる。多くの細胞型により分泌される糖蛋白質,フィブリン-5は,細胞外マトリックスの成分である。ケロイド瘢痕に由来するFLCsの接着と増殖に与える,フィブリン-5の影響およびこれら活性でのインテグリンβ-1の役割を検討した。方法:線維芽細胞様細胞を,6ケロイド瘢痕から分離し,フィブリン-5またはゼラチンで被覆したプレート上で培養した。細胞は72~96時間インキュベートし,増殖速度を検討し,240分間インキュベートし,20,40,60,90,120と180分で洗浄し,接着速度を評価した。インテグリンβ-1の役割を検討するため,抗ヒトインテグリンβ-1(CD29)を培養液に加えた。結果:ファイブリン-5被覆表面で培養したケロイドの線維芽細胞様細胞は,ゼラチン被覆プレートで培養した細胞と比較し,有意に低下した増殖速度と遅延した接着速度を示した。フィブリン-5前被覆ウエルへのこれら細胞の接着は,抗ヒトインテグリンβ-1(CD29)抗体の存在下,有意に低下した。これら所見は,フィブリン-5を過剰発現する血管平滑筋細胞で以前に観察された,増殖低下と同様である。正常線維芽細胞に与えるフィブリン-5の影響は試験しなかった。結論:この研究は,ヒトケロイド由来細胞の接着および増殖に与える,インテグリンβ-1への結合を介した,細胞外蛋白質,フィブリン-5の中心的な役割を示す。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 
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