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J-GLOBAL ID：201602290697240944   整理番号：16A0881045

陜西省南部からの最初期カンブリア系小型有殻化石Anabaritesの二次リン酸塩化について【Powered by NICT】

Secondary Phosphatization of the Earliest Cambrian Small Shelly Fossil Anabarites from Southern Shaanxi

著者 (4件)： Chen Yali (Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences) ,  Chu Xuelei (Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences) ,  Zhang Xingliang (Northwest University) ,  Zhai Mingguo (Institute of Geology and Geophysics, Chinese Academy of Sciences)
資料名： Diqiu Kexue Xuekan  (Diqiu Kexue Xuekan)
巻： 27  号： 2  ページ： 196-203  発行年： 2016年 
JST資料番号： C2609A  ISSN： 1674-487X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生物鉱化作用は,古始生代から極端に長い進化の歴史を有する可能性があり,後生動物系統間の広範な生物鉱化作用は最初期カンブリア紀で開始した。Anabaritesシェルの一次鉱物学は議論の余地がある。後方散乱電子(BSE)とエネルギー分散X線分光法(EDS)解析と組み合わせた光学顕微鏡観察は,中国南部陝西省におけるKuanchuanpuファウナ,カンブリア紀Fortunian期に関連した化石Anabaritesのシェルを研究した。EDS分析は,石灰化層に密接に隣接するリンに富んだ層が鉱物フルオロアパタイト(Ca_5(PO_4,CO_3)3(F,CO_3)に組成的に類似したCa:P比を示すことが分かった。石灰化層とリンに富んだ層が異なる化学組成を持つことを結果は,これらの二つの層の間の明らかなギャップがあることを光学的観察と一致し,リンに富んだ層は管のリン酸塩材料内部に拡張することができ,リンに富んだ層は元のシェルに属しないを示唆した。Pに富む層は起源において続成作用,微生物による有機物の崩壊中のリン放出の結果として沈殿したことを示唆した。最外殻層(OMS,生物学的に制御された炭酸塩殻層)を考慮して炭酸塩マトリックス(すなわち,OMSは生体有機物テンプレートである(12)Cにおける容易に豊富なによる(12)Cを集中している)とは異なる同位体情報を示すはずである,NanoSIMSを用いてAnabaritesとマトリックスのシェル中のCとNのイオン分布を地図化した。しかし,イオン画像はOMSとマトリックス間の(12)C,(13)~(26)CNの濃度差は不明であることを示したが,(12)~(26)CNはOMSに富んだと考えられる。シェルとマトリックスの間の小さな同位体の違いであり,少なくとも著者らのサンプルにおける,NanoSIMSおそらく後期続成作用中のAnabarites OMSの(12)Cリッチ特性の変化により検出するのが難しい。Data from the ScienceChina, LCAS.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 続成作用 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  *リン酸塩 ,  カンブリア紀 ,  光学顕微鏡法 ,  石灰化 ,  鉱物学 ,  化学組成 ,  炭酸塩 ,  *リン ,  NanoSIMS ,  フルオロアパタイト ,  バイオミネラリゼーション ,  太古代
準シソーラス用語： ファウナ ,  始生代 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： バイオミネラリゼーション ,  Anabarites ,  Fortunian段階 ,  りん酸塩化作用 ,  NanoSIMS ,  陝西省南部

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  医用素材  (GA05040H)

タイトルに関連する用語 (4件)： カンブリア系 ,  殻 ,  化石 ,  次リン酸