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J-GLOBAL ID:201602292146590633   整理番号:16A1005231

低作用レベルの銅,ニッケル,カドミウム及び亜鉛のオオムギに対する複合毒性と相互作用:無から生じるなにか

Mixture toxicity and interactions of copper, nickel, cadmium, and zinc to barley at low effect levels: Something from nothing?
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巻: 35  号: 10  ページ: 2483-2492  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: A0978B  ISSN: 0730-7268  CODEN: ETOCDK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ほとんどの場合金属汚染は種々の金属の複合汚染であり,これらのマルチコンポーネント混合物は有意な複合効果を生み出す可能性がある。個別では低レベルの植物毒性しか示さない濃度のCu,Ni,Cd及びZnの混合物が植物に及ぼす毒性を調べるために本研究を計画した。金属の化学種を制御するために樹脂-緩衝化栄養溶液系を用いオオムギ(Hordeum vulgare L.)の根伸長毒性試験を行った。行った処理は金属単独,二者混合,三者混合及び四者混合である。単独で10%未満の根伸長阻害を引き起こす遊離イオン濃度の金属の混合物は有意な複合効果を示し,阻害は最大50%にも達した。独立作用(IA)モデルによる複合毒性の予測は濃度加算(CA)モデルよりも統計学的に有意に優っていたが,IAモデルと比べて相乗効果が見出された。IAと比較しての相乗作用は四者混合物で最も顕著であり用量応答曲線の傾きは急になった。一般的にCAモデルと比較した場合拮抗的な相互作用が観測された。溶液中のZn濃度の増加で金属相互作用(CAベース)はZnが基底濃度の時は加算的もしくは若干の相乗的であったものが高Zn濃度では拮抗的にシフトしたが,これはZnの保護的作用を示唆するものである。まとめると,本研究は,オオムギに対する金属の複合毒性を控え目に予測するモデルとしてCAモデルを使用できることを示している。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
重金属とその化合物一般  ,  カドミウムとその化合物  ,  金属及び金属化合物の毒性  ,  環境問題 

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