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J-GLOBAL ID:201602295209200305   整理番号:16A0442507

しきい値の上にある共鳴:極度に微調節された状態としてのΛc(2595)+

Resonance on top of thresholds: The Λc(2595)+ as an extremely fine-tuned state
著者 (3件):
資料名:
巻: 93  号: 5,Pt.A  ページ: 054014.1-054014.15  発行年: 2016年03月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 2470-0010  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Λc(2595)+はπΣc(2455)のしきい値のすぐ上に位置する共鳴粒子である。この論文では,Λc(2595)+の性質を探査するため,πΣcのしきい値前後に焦点を絞ったπΣc散乱の研究を行った。まず,有効距離展開(ERE)は,πΣcしきい値近くでは成り立たないことを示した。これは,Castillejo-Dalitz-Dyson(CDD)ポールがπΣcしきい値近くに存在するためである。EREはしきい値近くの領域で機能するが,CDDポールがしきい値近くに存在するときは,その収束範囲が厳しく制限される。Λc(2595)+に対してはこの状況が当てはまり,EREの適用は非常に注意深く行わなければならない。この論文では,この状況を適切に扱う一般的枠組みを展開した。まず,1つの共鳴に対して1つのCDDポールを含めたシングルチャンネルの場合を入念に作り,その後チャンネル結合の場合に一般化した。異なるしきい値を有する3つのπΣcチャンネルのアイソスピン破れ効果も取り入れた。Σcバリオンからの有限幅効果を考慮し,この効果を考慮して初めて実験値と完全に無矛盾なΛc(2595)+の幅が得られることを示した。複合性解析を通じて得られた堅牢な結論は,π0Σ+c成分がΛc(2595)+内でサブドミナントであるということである。
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分類 (2件):
分類
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バリオンとバリオン共鳴  ,  強い相互作用の模型 
タイトルに関連する用語 (3件):
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