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J-GLOBAL ID:201702210620120784   整理番号:17A0439433

模擬的胃腸消化に曝露したワイルドラズベリーは,Caco-2細胞においてカルバミン酸エチルが誘導する酸化損傷に対する保護能力を改善する

Wild Raspberry Subjected to Simulated Gastrointestinal Digestion Improves the Protective Capacity against Ethyl Carbamate-Induced Oxidative Damage in Caco-2 Cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.3297363 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ほぼ確実なヒト発癌物質であるカルバミン酸エチル(EC)は多くの発酵食品で広く生ずる。先行研究はECが誘導する細胞毒性が酸化ストレスを伴うことを示した。ワイルドラズベリーは,強力な抗酸化活性を持つポリフェノール化合物に富む。本研究はCaco-2細胞においてECが誘導する酸化損傷に対する,in vitro模擬的胃腸消化前(RE)および後(RD)のワイルドラズベリー抽出物の保護効果を調べるために行った。筆者らの主要なデータは,カルバミン酸エチルが,Caco-2細胞において細胞毒性を遺伝毒性をもたらすかもしれないこと,そして消化後のラズベリー抽出物(RD)がカルバミン酸エチルが引き起こす毒性の減弱において消化前(RE)のものに比べより効果的であるかもしれないことを示した。蛍光顕微鏡法による更なる調査は,RDが細胞内活性酸素種(ROS)の過剰産生の消去,ミトコンドリア機能の維持,そしてグルタチオン(GSH)枯渇の防止によりECが誘導する酸化損傷を有意に寛解するかもしれないことを明らかにした。加えて,HPLC-ESI-MSは同定したポリフェノール化合物(エスクリン,ケンフェロールO-ヘキソシド,そしてペラルゴニジンO-ヘキソシド)が消化後に顕著に増加することを示し,このことはRDのより良い保護効果と関連するかもしれない。全体として,本結果は模擬胃腸消化を経たラズベリー抽出物がCaco-2細胞においてECが誘導する酸化損傷に対する保護効果を改善するかもしれないことを立証した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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生薬の薬理の基礎研究  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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