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J-GLOBAL ID:201702213529400026   整理番号:17A0487904

「普請下絵図畳板」について~近世の製図道具に関する考察~

Report of the “Fushin Shitae-zu Tatami-ita”: A Study of the Drawing Instruments in Pre-modern Period in Japan
著者 (2件):
資料名:
号: 28  ページ: 021-039  発行年: 2017年03月20日 
JST資料番号: L2231A  ISSN: 0915-3683  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は新出資料である「普請下絵図畳板」に含まれている畳板と製図道具について,それぞれ資料紹介と評価を行い,あわせて近世的な製図技法と道具について考察を加えたものである。要点は次のとおりである。1.畳板は畳の縮尺1/20の模型で,大規模屋敷の平面計画に用いられたと考えられる。これまで紙製のものが知られていたが,本資料は木製でありかつ壁・敷居の位置を示す敷棒まで含まれており,貴重である。2.6点の製図道具はそれぞれ添軸,図引,突針の三種に分類され古様を残している。添軸とは毛筆と合わせて用いる製図補助具であり戦後まで一部の大工の間で使用されていた。図引は現在でいうところの烏口に相当する道具であることがわかった。3.本資料の使用年代は早ければ17世紀まで遡る可能性があるものの,製図道具の発達状況から勘案して19世紀前半頃,遅くても明治初期頃と推測した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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製図,図学  ,  建築設計,建築家,建築史 
引用文献 (17件):
  • 伊藤ていじ(監修) 1985 『聞き書 日本建築の手わざ《第1巻》 堂宮の職人』 平凡社
  • 伊藤平左衛門 1985 「両堂再建物語(3)」 『真宗』 1985年3月号: 38-43
  • 大谷典久 2009 「測量器具商としての大隅源助」 『歴史地理学』 51-5 (247): 23-39
  • 大谷亮吉 1917 「伊能忠敬」 岩波書店
  • 大野新一・安井清 1969a 「堂宮大工六十三年<1>」 『木』 1969年6月号、 篠田銘木店: 9-12 1969b 「堂宮大工六十三年<2>」 『木』 1969年7月号、 篠田銘木店: 9-12 1969c 「堂宮大工六十三年<3>」 『木』 1969年8月号、 篠田銘木店: 9-12 1969d 「堂宮大工六十三年<4>」 『木』 1969年9月号、 篠田銘木店: 9-12
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