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J-GLOBAL ID:201702219816281062   整理番号:17A0044623

臨床関連の病原真菌類に対する3,5-ジ-tert-ブチルフェノールの抗バイオフィルム作用

Anti-biofilm mechanisms of 3,5-di-tert-butylphenol against clinically relevant fungal pathogens
著者 (3件):
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巻: 32  号: 9-10  ページ: 979-993  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: T0718A  ISSN: 0892-7014  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Pleurotus floridaのメタノール抽出物は2株のCandida標準株(Candida albicans CAMT株とCandida tropicalis(CT))と臨床分離株(C. albicans CA-2株)に対しバイオフィルム形成阻害作用及び増殖阻害作用を示した。ゲル浸透クロマトグラフィーによる精製から3,5-ジ-tert-ブチルフェノール(3,5-DTB)が活性成分であることを突き止めた。CT及びC. albicansに対する3,5-DTBの最小発育阻止濃度はそれぞれ~250μg/ml,100μg/ml,バイオフィルム(BF)形成阻害濃度(BIC)は20μg/mlであった。BICでBF形成は阻害されるとともに既存のBFは崩壊しBF中の細胞の生存率も低下した。またBICで3,5-DTBは3株の浮遊細胞及びBF固着細胞双方の菌糸形成を阻害した。顕微鏡観察及びよう化プロピジウム取込から3,5-DTB曝露は細胞膜損傷を引き起こすことを見出した。さらにH2DCFDAを用いたアッセイから3,5-DTB曝露で活性酸素が生成することを示した。以上の結果から3,5-DTBはCandidaに酸化ストレスをもたらしそれが膜損傷を引き起こしてBF形成阻害,BF崩壊につながると考察した。そして抗菌剤と3,5-DTBの併用でCandida感染症を有効に治療できる可能性があると結論した。
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分類 (2件):
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生薬の薬理の基礎研究  ,  抗かび薬の基礎研究 
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