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J-GLOBAL ID:201702222434494524   整理番号:17A0307793

穀類病原体Ramularia collo-cygniの研究多様性,生殖および個体群の遺伝的構造へのマイクロサテライトマーカーの開発と利用【Powered by NICT】

Development and use of microsatellite markers to study diversity, reproduction and population genetic structure of the cereal pathogen Ramularia collo-cygni
著者 (6件):
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巻: 87  ページ: 64-71  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: W0857A  ISSN: 1087-1845  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Ramularia collo-cygni(Rcc)は経済的に重大な収量損失を引き起こすオオムギの主要な病原体である。成長期疾患流行は主にRccの無性空中胞子により伝達されるが,Rccはそのライフサイクルにおける有性生殖を受け,また性子嚢胞子を用いて分散させる可能性があると考えられている。Rccにおける有性生殖と局所遺伝子型分散の程度を推定するために集団遺伝学的情報,および殺菌剤と抵抗性品種に適応する能力病原体の意味を得るために,著者らは十の多形性マイクロサテライトマーカーのプライマーを提示したを開発した。空間的に明確な方法で採取されたチェコ共和国(n=30)およびイギリス(n=60)からの二種の地理的に離れた個体群におけるこの穀類病原体の集団遺伝学的構造を分析するためにこれらのマーカーを使用した。マイクロサテライト遺伝子座での遺伝的多様性はかなりであったチェコと英国集団におけるH_t=0.392とH_t=0.411であり,個体群は,これらの遺伝子座で分化した中庸であった(Θ=0.111, P<0.01)。両集団において多遺伝子座遺伝子型多様性は非常に高かった(人口当り1クローン対個体群夫々のユニークな遺伝子型を>96%をもたらす)とは,遺伝子座間の連鎖不平衡の欠如は,有性生殖はRccのライフサイクルの重要な成分であることを強く示唆した。空間的遺伝構造の解析では,全ての距離クラスにおける家族性係数は非常に低かった(チェコで 0.0533~0.0142とスコットランド住民における 0.0268~0.0042)および非有意(P>0.05)圃場規模での構造化と胞子の広範な普及を意味する亜集団の欠如を示した。これらの結果は,Rccは殺菌剤に対する抵抗性の開発と宿主抵抗性遺伝子を克服するための高い進化的可能性を持ち,殺菌剤散布のみに依存しない総合的病害管理システムの開発を示す。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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菌類による植物病害  ,  微生物感染の生理と病原性 

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