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J-GLOBAL ID:201702222932761739   整理番号:17A0495928

インスリノーマの単光子放出コンピュータ断層撮影イメージングのための111In標識エキセンジン(9-39)誘導体の開発

Development of 111In-labeled exendin(9-39) derivatives for single-photon emission computed tomography imaging of insulinoma
著者 (16件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 1406-1412  発行年: 2017年02月15日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インスリノーマは膵臓β細胞に由来する腫瘍であり,特徴的な低血糖を引き起こす高インスリン症となる。最近の研究では,ヒトインスリノーマにおけるグルカゴン様ペプチド-1受容体(GLP-1R)の過剰発現が報告されており,放射性標識化合物をGLP-1Rに結合させることがそのような腫瘍のイメージングに有用であることが示唆されている。エキセンジン-3および-4の断片ペプチドであるエキセンジン(9-39)はGLP-1Rに高親和性で結合し,アンタゴニストとして作用する。従って,放射性標識されたエキセンジン(9-39)誘導体もまた,低血糖を誘発する可能性が低いインスリノーマ画像プローブとして研究されている。本研究では新規indium-111(111In)-ベンジル-ジエチレントリアミン五酢酸(111In-BnDTPA)-結合エキセンジン(9-39),111In-BnDTPA-エキセンジン(9-39)を合成し,インスリノーマのSPECTイメージングのためのプローブとしてのその有用性を評価した。 natIn-BnDTPA-エキセンジン(9-39)はGLP-1Rに対する高い親和性(IC50=2.5nM),血漿中での安定性および溶媒および可溶化剤反応後の改善された比活性を示した。INS-1腫瘍保有マウスにおけるin vivo生体内分布に関して,高い取り込みレベルが腫瘍(14.6%ID/g 15分)で観察され,各高値は腫瘍対血液(T/B),腫瘍対筋肉(T/M)および腫瘍/膵臓(T/P)比(T/B=2.55,T/M=22.7,1時間でT/P=2.7)である。過剰の非放射性エキセンディン(9-39)の前投与は,111In-BnDTPA-エキセンディン(9-39)注射後1時間で腫瘍および膵臓の両方での蓄積を有意に減少させ(それぞれ76%および68%阻害), GLP-1Rが腫瘍および膵臓における大部分の-111Sn-BnDTPA-エキセンジン(9-39)取り込みに寄与したことを示している。最後に,マウスの111In-BnDTPA-エキセンジン(9-39)SPECT/CT試験において注射後30分で腫瘍の明確な画像が得られた。これらの結果は,111In-BnDTPA-エキセンジン(9-39)がインスリノーマの検出および正確な局在化のために有用なSPECT分子イメージングプローブである可能性があることを示唆している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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基礎腫よう学一般  ,  ペプチド 

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