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J-GLOBAL ID：201702223376619526   整理番号：17A0503102

Tetra-n-butylphosphonium hydroxideを用いた針葉樹リグニンの多検体迅速定量法の開発

著者 (5件)： 山田肇 (森林総合研) ,  山下香菜 (森林総合研) ,  宮藤久士 (京都府大) ,  大野弘幸 (東京農工大) ,  山田竜彦 (森林総合研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.Z17-03-1400  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,Tetra-n-butylphosphonium hydroxide(TBPH)が木粉のほぼ全量を短時間で可溶化できることを用いて,スギ及び針葉樹を対象とした多検体試料のリグニン量を迅速に定量する手法の開発を試みた。TBPHに過酸化水素を添加し,オートクレーブ内で3時間加熱して木粉を可溶化し,貧溶媒の添加によって析出した多糖類を遠心除去した。可溶部を酢酸で中和し,280nmのUV吸光度からリグニン率を求めた。上記手法をTBPH法とし,スギ試料群を用いて検討した結果,TBPH法により求めたリグニン率はクラーソン法によるものとR2=0.94の相関を示した。この結果はアセチルブロマイド法/クラーソン法の相関R2=0.71よりも優れていた。針葉樹試料群の検討でも,TBPH法/クラーソン法は高い相関を示し,本定量手法が針葉樹一般に適用できることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 針葉樹 ,  迅速分析 ,  木粉 ,  可溶化 ,  スギ ,  過酸化水素 ,  多糖類 ,  遠心分離 ,  中性化 ,  *光吸収 ,  比較試験 ,  *リグニン ,  脂肪酸 ,  薬物
準シソーラス用語： *紫外吸光

分類 (3件)： 木材化学  (FF05040V) ,  測光と光検出器一般  (BD07031F) ,  分光分析  (CC03012W)

物質索引 (2件)： テトラブチルホスホニウム・ヒドロキシド ,  酢酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 針葉樹 ,  リグニン ,  検体 ,  迅速定量 ,  開発