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J-GLOBAL ID:201702225315991405   整理番号:17A0007907

新奇なBechgaard塩(TMTSF)2FSO3における伝導電子と分子自由度間の結合のNMRの証明

NMR Evidences of the Coupling between Conduction Electrons and Molecular Degrees of Freedom in the Exotic Member of the Bechgaard Salt (TMTSF)2FSO3
著者 (8件):
資料名:
巻: 85  号: 12  ページ: 124710.1-124710.9  発行年: 2016年12月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,精密な輸送測定[Jo et al.,Phys.Rev.B67,014516(2003)]により決定された,温度-圧力相図におけるさまざまな相の電子構造を特徴付けるため,(TMTSF)2FSO3の単結晶において77Se-および19F-NMR測定を行った。著者らは,微細な相図における電子状態のそのような多様性がFSO3陰イオン,特に陰イオン上の永久電気双極子と伝導電子の強い結合により引き起こされることを主張する。著者らは,温度が低下すると,FSO3陰イオンが二段階を通して配向秩序を形成することを示唆し,それは,まず,電気双極子のランダムな配向を離れ,四面体だけが配向秩序を形成し(転移I),そして,より低温で双極子が完全な配向秩序を形成する(転移II)。転移IとIIの中間温度範囲において,著者らは,77Se-NMRスペクトルの均一および不均一な幅の明らかな増大を見いだした。線幅の角度依存性の解析から,著者らは,これらの異常を,陰イオンの永久電気双極子との結合により引き起こされる,分子間電荷不均化または不均衡およびそのスローダイナミクスに起因するとした。19F-NMR緩和および線形測定の結果は,この描像を非常によく支持する。77Se-および19F-NMR測定の結果に基づき,1.25GPaまでのより高い圧力での電子構造を議論する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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その他の無機化合物のNMR  ,  無機物質からなる多成分系の相平衡・状態図 
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