新しいNi(II)-Ln(III)-W(V)ヘテロ三金属化合物類の合成,結晶構造,磁気的性質および理論研究  混合多核錯体のSMM挙動の理解

VIERU Veacheslav; PASATOIU Traian D.; UNGUR Liviu; UNGUR Liviu; SUTURINA Elizaveta; SUTURINA Elizaveta; MADALAN Augustin M.; DUHAYON Carine; DUHAYON Carine; SUTTER Jean-Pascal; SUTTER Jean-Pascal; ANDRUH Marius; CHIBOTARU Liviu F.

文献

J-GLOBAL ID：201702226449210825 整理番号：17A0186633

新しいNi(II)-Ln(III)-W(V)ヘテロ三金属化合物類の合成,結晶構造,磁気的性質および理論研究混合多核錯体のSMM挙動の理解

Synthesis, Crystal Structures, Magnetic Properties, and Theoretical Investigation of a New Series of Ni^II-Ln^III-W^V Heterotrimetallics: Understanding the SMM Behavior of Mixed Polynuclear Complexes

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資料名：
巻： 55 号： 23 ページ： 12158-12171 発行年： 2016年12月05日
JST資料番号： C0566A ISSN： 0020-1669 CODEN： INOCAJ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

[(CN)₇W(CN)Ni(H₂O)(valpn)LN(H₂O)₄]・H₂O(Ln=Y,Eu,Gd,Tb,Dy,Lu,valpnはo-バニリンと1,3-プロパンジアミンから調製したSchiff塩基)を調製し,X線回折により結晶構造を明らかにし,磁化率の温度依存性,磁化の磁場依存性測定により磁性について調べた。その結果,磁気中心間には強磁性相互作用があることがわかった。またこれらは単一分子磁石挙動を示さず,錯体により,gテンソルの横方向成分が比較的大きいこと,トンネルギャップが大きいためなどの原因によった。比較のために調製した,[(CN)₇W(CN)Ni(H₂O)(valdmn)Tb(dmf)_2.5(H₂O)_1.5]・H₂O・0.5dmfのみが単一分子磁石挙動を示し,これはニッケルサイトでの正のゼロ磁場分裂により,磁気ブロックを阻止するためと考えられた。

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コバルトとニッケルの錯体 , 鉄族元素の錯体の結晶構造 , その他の無機化合物の磁性

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