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J-GLOBAL ID:201702228645005666   整理番号:17A0089348

イネのスクロースリン酸シンターゼ(SPS)活性の低下は,葉におけるショ糖/デンプン比に影響を及ぼすが,正常な植物成長を抑制しない

A reduction of sucrose phosphate synthase (SPS) activity affects sucrose/starch ratio in leaves but does not inhibit normal plant growth in rice
著者 (7件):
資料名:
巻: 253  ページ: 40-49  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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スクロースリン酸シンターゼ(SPS)は,主に葉にデンプンを蓄積する「デンプン葉」植物種の研究によって,植物の葉でショ糖/デンプン比を成立させることが示されている。しかし,主にショ糖(すなわち「糖葉」)を蓄積するイネ葉におけるSPSのショ糖/デンプン比への寄与は,これまでの研究結果の不一致によってまだ確認されていない。本研究では,Tos17挿入,RNAiとCRISPR-Cas9システムを用いて生成されたSPS活性が低下した突然変異株を解析した。OsSPS1遺伝子のノックダウンとノックアウト突然変異体は,葉におけるSPS活性の29~46%の低下を示したが,葉の炭水化物含量と植物成長は,野生型と有意な差異は認められなかった。OsSPS1とOsSPS11(sps1/sps11)の二重ノックアウト突然変異体では,葉におけるSPS活性の84%低下によって,野生型の葉と比較して,葉におけるデンプン蓄積の増加がもたらされた。しかし,sps1/sps11植物は正常に成長したので,典型的なデンプン葉植物であるArabidopsis thalianaのSPS変異体の成長抑制とは対照的である。これらの結果から,SPSは,デンプン葉の植物種よりも,イネの葉のショ糖/デンプン比と成長に及ぼす影響が小さいことが示唆された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  植物生理学一般  ,  分子遺伝学一般 

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