文献

J-GLOBAL ID：201702229622445045   整理番号：17A0325959

擬スピンバルブ薄膜を用いた磁気的に集合した鉄酸化物ナノ粒子被覆とその統合【Powered by NICT】

Magnetically assembled iron oxide nanoparticle coatings and their integration with pseudo-spin-valve thin films

著者 (4件)： Jiang Chengpeng (Department of Electrical and Electronic Engineering, The University of Hong Kong, Hong Kong, China. [e-mail]) ,  Ng Sheung Mei ,  Leung Chi Wah ,  Pong Philip W. T.
資料名： Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices  (Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices)
巻： 5  号： 2  ページ： 252-263  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2383A  ISSN： 2050-7526  CODEN： JMCCCX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 磁性ナノ粒子の集合による秩序化結晶構造を調製するための能力は,新しい構造と性能を強化したナノ粒子ベースのスピントロニクスデバイスの設計と製作のための大きな価値がある。本研究では,構造秩序と磁気配向の両方を有するナノ粒子コーティングはスピンコーティングと熱処理による単分散酸化鉄ナノ粒子を用いた平坦基板上に集合した。ナノ粒子のための担体溶媒として用い二成分溶媒混合物を溶液処理したスピンコーティングを可能にした。熱処理中に印加した面外磁場はナノ粒子集合を促進する。磁気集合ナノ粒子被覆は,ランダムに凝集した対応物と比較してより大きな飽和磁化と高い保磁力を示し,容易軸整列とナノ粒子の最密充填によるものであった。実験パラメータを調整することにより,種々の形態を持つナノ粒子コーティングを作製し,その中で局所的に秩序化した結晶粒は異方性双極子相互作用により形成された。スピントロニクス応用のためのナノ粒子コーティングの可能性を擬スピンバルブ薄膜とを統合したナノ粒子被覆多層薄膜構造を形成することによって実証した。複合系は,磁化スイッチング挙動とスピン依存磁気抵抗(MR)変化を示した。ナノ粒子コーティングと多層薄膜の間の距離を減少させることによって,ナノ粒子薄膜結合と層間結合を変調した,増強されたMR比をもたらした。提示した結果と提案した結合機構は,性能増強と改良された特性を有するナノ粒子ベースのスピントロニクスデバイスの設計への洞察を提供した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 多層膜 ,  保磁力 ,  *酸化鉄 ,  磁気抵抗 ,  結晶構造 ,  *ナノ粒子 ,  双極子相互作用 ,  スピントロニクス ,  飽和磁化 ,  スピンコーティング ,  *磁気 ,  結晶粒
準シソーラス用語： 最密充填 ,  単分散 ,  磁性ナノ粒子 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  酸化物薄膜  (BK14050P)

タイトルに関連する用語 (8件)： 擬スピン ,  バルブ ,  薄膜 ,  磁気 ,  集合 ,  鉄酸化物 ,  ナノ粒子 ,  統合