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J-GLOBAL ID：201702229907116094   整理番号：17A0492378

中性の共溶質の水和および自己凝集の誘電緩和スペクトルおよび分子動力学シミュレーション研究 1,3-ジメチル尿素の場合

Hydration and self-aggregation of a neutral cosolute from dielectric relaxation spectroscopy and MD simulations: the case of 1,3-dimethylurea

著者 (3件)： Agieienko Vira (Department of Physical Chemistry, Kazan Federal University, 420008 Kazan, Russia) ,  Horinek Dominik ,  Buchner Richard
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 1  ページ： 219-230  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 両親媒性,3-ジメチル尿素(1,3-DMU)が水の動的特性におよぼす影響を誘電緩和スペクトルを用いて検討した。実験は1,3-DMUの水和殻における水の再配列の顕著な遅延の証拠を与え,バルク類似および速い水,ならびに溶質の寄与に加えて分離された遅い水緩和を生じた。分解された水モードの強度から有効水和数を計算し,各1,3-DMU分子が1~2分子の水の再配列を効果的に凍結させることを示した。あわせて,溶媒分子の顕著な量,無限希釈の39から溶解度限界において3近傍,が濃度に応じて1.4~2.3倍の遅延を受けた。溶質振幅の顕著な増強は1,3-DMUおよびその強く結合したH₂O分子の間の顕著な双極子の平行配向を示した。選ばれた溶液の分子動力学(MD)シミュレーションは1,3-DMUのメチル基まわりの溶媒分子の水の回転が顕著に遅くなり,約2分子のH₂Oが親水性のカルボニル基により強く結合されることを明らかにし,実験結果を支持した。あわせて,シミュレーションは1,3-DMUの自己凝集がかなりの寿命をもつことを明らかにした。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *水溶液 ,  *分子構造 ,  計算機シミュレーション ,  配位数 ,  分子間相互作用 ,  カルボニル基 ,  水素結合 ,  動径分布関数 ,  双極子モーメント ,  密度汎関数法
準シソーラス用語： 再配列 ,  自己凝集 ,  *水和構造 ,  水和数 ,  分子動力学シミュレーション ,  誘電緩和スペクトロスコピー ,  *溶液構造【溶質】

分類 (4件)： 非電解質水溶液  (CB05030V) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  分子間相互作用  (BH07020P) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

物質索引 (1件)： 1,3-ジメチル尿素

タイトルに関連する用語 (10件)： 中性 ,  溶質 ,  水和 ,  自己凝集 ,  誘電緩和 ,  スペクトル ,  分子動力学シミュレーション ,  研究 ,  ジメチル ,  尿素