抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標記の考察を行い,熊本地震における地震関連出火件数の「少なさ」の原因について考察を加えた。熊本地震における地震関連火災の世帯当たり出火確率は,他の地震に比べて小さくなかった。火気器具の使用頻度が低い季節・時間帯に地震が発生したことよりも,強い揺れを受けた地域の世帯数の少なさ,すなわち火災を引き起こす可能性のあるものの少なさが,熊本地震における地震関連出火の「少なさ」の原因と考えた。「世帯数(震度6弱以上)」の観点から見れば,熊本地震は兵庫県南部地震と新潟県中越地震の中間的な地震であった。