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J-GLOBAL ID：201702232105775109   整理番号：17A0754577

抗癌剤のドラッグデリバリー賦形剤としてのDNAナノチューブの分子動力学研究【Powered by NICT】

Molecular dynamics study on DNA nanotubes as drug delivery vehicle for anticancer drugs

著者 (3件)： Liang Lijun (College of Life Information Science and Instrument Engineering, Hangzhou Dianzi University, Hangzhou, People’s Republic of China) ,  Shen Jia-Wei (School of Medicine, Hangzhou Normal University, Hangzhou 310016, People’s Republic of China) ,  Wang Qi (Department of Chemistry, Zhejiang University, 310028, Hangzhou, People’s Republic of China)
資料名： Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces  (Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces)
巻： 153  ページ： 168-173  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0541A  ISSN： 0927-7765  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,自己組織化DNAナノチューブは生物医学的応用のための大きな可能性をもつ適合材料の型として出現した。DNAナノチューブからのスマートフィルム及び標的化ドラッグデリバリーのための普遍的なナノキャリアを開発するために,DNAナノチューブと薬物との間の相互作用機構の理解が不可欠である。本研究では,抗癌剤とDNAナノチューブ間の相互作用を分子動力学シミュレーションにより研究した。筆者らのシミュレーション結果は,DNAナノチューブはπ-π相互作用による抗癌薬の吸収により良好なドラッグデリバリー材料として役立つことを示した。高濃度抗癌剤で,薬物の大部分はDNAナノチューブによって吸収されることができた。,水溶液中の抗がん剤の凝集を大きく減少させることができた。さらに,DNAナノチューブの安定性は,抗癌薬物の吸収を改善することができた。これらの発見は,DNAナノチューブと抗癌剤の相互作用機構の理解を大きく向上させた。著者らの研究は,DNAナノチューブは,抗癌薬物の強い吸収により有望なデリバリー担体であることを示唆している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 相互作用 ,  *DNA【核酸】 ,  水溶液 ,  *抗腫瘍薬 ,  *ナノチューブ ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  シミュレーション ,  *分子動力学 ,  *賦形剤 ,  自己組織化
準シソーラス用語： 高濃度 ,  分子動力学シミュレーション ,  ナノキャリア ,  標的化送達 ,  生物医学的応用 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： DNAナノチューブ ,  抗癌薬 ,  ドラッグデリバリー ,  計算モデリング ,  分子動力学

分類 (2件)： 物理薬剤学  (GY01012A) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (7件)： 抗癌剤 ,  ドラッグデリバリー ,  賦形剤 ,  DNA ,  ナノチューブ ,  分子動力学 ,  研究