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J-GLOBAL ID:201702235728132952   整理番号:17A0500104

錐体ホスフィニデン架橋錯体[Mo2Cp(μ-κ115-PC5H4)(CO)26-HMes*)(PMe3)]のCS2およびSCNPh付加体の化学

Chemistry of CS2- and SCNPh-adducts of the pyramidal phosphinidene-bridged complex [Mo2Cp(μ-κ115-PC5H4)(CO)26-HMes*)(PMe3)]
著者 (5件):
資料名:
巻: 46  号: 11  ページ: 3510-3525  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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表題の錯体はCS2及びSCNPhと反応し,ホスフィニデン錯体のメタロセンMo-P結合へのヘテロクムレンのC=S結合の挿入の結果としてそれぞれ,ホスフィニデン-クムレン付加体[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-P(CS2)C5H4}(CO)26-HMes*)(PMe3)]及び[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-P(C(NPh)S)C5H4}(CO)26-HMes*)(PMe3)](Mes*=2,4,6-C6H2tBu3)を与えた。新しく形成された種は急速反転に関わる孤立電子対を伴う錐体P原子を持ち,炭素系求電子剤及びカルコゲン原子のP部位に容易な付加を可能にした強求核性を示し,一方,非配位性S及びN原子はこれらの錯体における競合的な求核性部位でもあった。これら空気感応性材料は固相でO2分子を付加して,対応する誘導体[Mo2Cp{μ-κ1o:κ1s,η5-OP(O)(C(X)S)C5H4}(CO)26-HMes*)(PMe3)](X=S,NPh)を与え,CS2付加体は溶液でS8と選択的に反応し,スルフィド誘導体[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-P(S)(CS2)C5H4}(CO)26-HMes*)(PMe3)]を与え,更にメチル化で安定化され,カチオン錯体[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-P(S)(C(SMe)S)C5H4}(CO)26-HMes*(PMe3)]+を産した。CS2付加体は使用する試薬に依存して,PまたはC=S部位にて選択的にメチル化され,P部位の場合,カチオン錯体[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-PMe(CS2)C5H4}(CO)26-HMes*(PMe3)]+を与えた。[Me3O]BF4との更なるメチル化は二価カチオン[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-PMe(C(SMe)S)C5H4}(CO)26-HMes*)(PMe3)]2+を与えた。対照的にSCNPh付加体はP部位にてのみメチル化され,ホスファニルチオホルムアミダト錯体[Mo2Cp{μ-κ1p:κ1s,η5-PMe(C(NPh)S)C5H4}(CO)26-HMes*)(PMe3)]+を与えたが,(NH4)PF6との反応ではN部位にてプロトン化され,ホスファニルチオホルムアミド様誘導体を与えた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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第6族,第7族元素の錯体  ,  有機りん化合物 
物質索引 (3件):
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