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J-GLOBAL ID：201702236717295583   整理番号：17A0750183

反応性マトリックスとしてのチオサリチル酸を用いたペプチドにおけるジスルフィド結合の直接MALDI-MS分析【Powered by NICT】

Direct MALDI-MS analysis of the disulfide bonds in peptide using thiosalicylic acid as a reactive matrix

著者 (2件)： Asakawa D. (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST), Tsukuba Central 2, 1-1-1 Umezono, Tsukuba, Ibaraki, 305-8568, Japan) ,  Osaka I. (Center for Nano Materials and Technology, Japan Advanced Institute of Science and Technology, 1-1 Asahidai, Nomi, Ishikawa, 923-1211, Japan)
資料名： Journal of Mass Spectrometry  (Journal of Mass Spectrometry)
巻： 52  号： 2  ページ： 127-131  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0604A  ISSN： 1076-5174  CODEN： JMSPFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マトリックス支援レーザ脱離/イオン化(MALDI)質量分析ペプチドの反応性マトリックスとして機能するチオール含有分子,チオサリチル酸(TSA)の能力を調べた。TSAは還元特性を持っているが,TSAの使用は,還元MALDIインソース崩壊を引き起こし,おそらくTSAのチオール基の間の弱い相互作用とペプチド中のカルボニル酸素のためになかった。対照的に,ジスルフィド結合を含むペプチドをマトリックスとしてTSAとMALDIで分析した場合,ジスルフィド結合は部分的にTSAとの反応により切断され,TSA付加ペプチドを生成した。ジスルフィド結合とTSAの間の反応は溶液中で発生したことが示唆された。従来マトリックスとTSAを用いて得られたMALDI質量スペクトルの比較から,ペプチドにおけるジスルフィド結合の数を計数することが可能になった。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： メルカプト基 ,  *ジスルフィド結合 ,  イオン化 ,  *反応性 ,  弱い相互作用 ,  *MALDI-MS ,  質量分析 ,  カルボニル基 ,  還元性 ,  *ペプチド ,  酸素 ,  脱着 ,  チオール ,  芳香族カルボン酸
準シソーラス用語： MALDI質量スペクトル , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： インソース崩壊 ,  水素原子ドナー ,  チオール ,  MALDIマトリックス ,  ジスルフィド結合の数

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  質量分析  (CC03013N)

物質索引 (1件)： チオサリチル酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 反応性 ,  マトリックス ,  チオサリチル酸 ,  ペプチド ,  ジスルフィド結合 ,  MALDI-MS ,  分析