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J-GLOBAL ID:201702238940627791   整理番号:17A0499086

気相,ミクロ溶媒和環境および水溶液中における,2,4-ジチオチミンの励起状態の減衰機構

The excited-state decay mechanism of 2,4-dithiothymine in the gas phase, microsolvated surroundings, and aqueous solution
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巻: 19  号: 11  ページ: 7689-7698  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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光線力学的治療の光増感剤として顕著な可能性を有するため,過去数年間,チオチミンの光物理に対して広範な計算研究がなされている。しかしながら,対応する2,4-ジチオチミンの光物理の計算研究は稀である。本論文で,CASPT2//CASSCFおよびQM(CASPT2//CASSCF)/MM法を用いて,2,4-ジチオチミンの孤立,溶媒和および水環境における励起状態の減衰機構を系統的に探査した。最初に,低エネルギーの6個の励起一重項および三重項,つまり1n8π*8,1π7π*8,1n7π*7,3π8π*8,3n8π*8および3π7π*7の準位内および準位間の極小および円錐交差を最適化し,次いで,計算した励起状態減衰経路およびスピン-軌道結合にもとづいて,実験的に観測された超高三重項量子収率を説明するために,最低三重項を効果的に被占する幾つかの非断熱経路を提案した。さらに,ミクロ溶媒和および水溶液環境での励起状態減衰機構は,気相より複雑であることがわかった。溶質-溶媒相互作用が,2,4-ジチオチミンの励起状態ポテンシャルエネルギー面,ひいては,励起状態減衰機構に顕著な効果を及ぼした。まとめとして,本計算研究は,チオチミン系光増感剤の光物理の理解に重要な機構論的知見として寄与した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
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ピリミジン  ,  分子の電子構造  ,  分子化合物  ,  分子間相互作用 

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