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J-GLOBAL ID：201702241893088674   整理番号：17A0754558

温度応答性高分子/シリカハイブリッドナノ粒子の設計と合成および熱的に制御された細胞取込への応用【Powered by NICT】

Design and synthesis of temperature-responsive polymer/silica hybrid nanoparticles and application to thermally controlled cellular uptake

著者 (3件)： Hiruta Yuki (Faculty of Pharmacy, Keio University, 1-5-30 Shibakoen, Minato, Tokyo 105-8512, Japan) ,  Nemoto Ryo (Faculty of Pharmacy, Keio University, 1-5-30 Shibakoen, Minato, Tokyo 105-8512, Japan) ,  Kanazawa Hideko (Faculty of Pharmacy, Keio University, 1-5-30 Shibakoen, Minato, Tokyo 105-8512, Japan)
資料名： Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces  (Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces)
巻： 153  ページ： 2-9  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0541A  ISSN： 0927-7765  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,温度応答性ポリマー/シリカハイブリッドナノ粒子の開発と疎水性カプセル化された蛍光分子の温度依存性細胞内取込への応用を報告した。温度応答性セグメント,ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド-co-N,N-ジメチルアクリルアミド)[P(NIPAAm-co-DMAAm)]とtrimethyoxysilyl含有疎水性セグメントから成る両親媒性ジブロック共重合体を合成した(PBM b ND)この両親媒性ジブロック共重合体は水溶液中で自己集合し,温度応答性ポリマー/シリカハイブリッド蛍光ナノ粒子は,塩基触媒ゾル-ゲル法により作製した。蛍光プローブローダミンDHPEまたはほう素ジピロメテン誘導体は安定にシリカネットワークと高分子コアへカプセル化した。他のタイプの高分子/シリカハイブリッド蛍光ナノ粒子もホモPNIPAAm(PBM b N)またはホモPDMAAm(PBM b D)セグメントの代わりにP(NIPAAm-co-DMAAm)を用いて開発した。PBM b Dは温度依存相転移(親水性特性)を示さなかったが,PBM B NとPBM b-NDを32 °Cと38°Cでの温度依存相転移(親水性/疎水性)を示した。PBM b-Nの細胞取込は37°Cと42°Cの両方で明確に観察されたが,PBM b-Dの細胞取込はこれらの温度で最小であった。一方,42°Cで観察され,37°Cのより低い温度でその取込と比較したPBM b-NDの細胞内取り込みの有意な増強これらの結果は,温度応答性ポリマー/シリカハイブリッドナノ粒子,PBM b NDは,局所ドラッグデリバリーと局所温熱療法の併用によるだけでなく,蛍光イメージングを用いた治療モニタリング有効性のがん治療とセラノスティック応用のための可能性を示すことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *熱応答 ,  *ナノ粒子 ,  相転移 ,  自己集合 ,  疎水性 ,  両親媒性 ,  親水性 ,  *高分子 ,  ジブロック共重合体 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  温度依存性
準シソーラス用語： 蛍光イメージング ,  蛍光プローブ ,  *細胞取込 ,  *熱応答性高分子 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 温度応答性重合体 ,  ハイブリッド材料 ,  ナノ粒子 ,  蛍光イメージング ,  細胞取込

分類 (2件)： 物理薬剤学  (GY01012A) ,  高分子溶液の物理的性質  (CG02013S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 温度応答性高分子 ,  設計 ,  細胞取込 ,  応用