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J-GLOBAL ID:201702242687289640   整理番号:17A0080015

グルタチオン-PEG-酸化鉄磁性ナノ粒子に関する合成,キャラクタリゼーションおよび細胞毒性

Synthesis, characterization, and cytotoxicity of glutathione-PEG-iron oxide magnetic nanoparticles
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号: 12  ページ: Article:369,1-13  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: W1361A  ISSN: 1388-0764  CODEN: JNARFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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近年,造腫瘍性細胞ラインに向けて,超常磁性酸化鉄ナノ粒子の合成,ならびにそれに続くキャラクタリゼーションおよび細胞毒性の評価に対する関心が増大している。本研究では,磁鉄鉱(Fe3O4)ナノ粒子をポリオール法で合成し,ポリエチレンオキシド(PEG)およびグルタチオン(GSH)で被覆し,PEG-Fe3O4およびGSH-PEG-Fe3O4ナノ粒子の形成を行った。これらナノ粒子のキャラクタリゼーションを最新の技術,つまり,動的光散乱(DLS),原子間力顕微鏡法(AFM),X線回折(XRD),Fourier変換赤外(FTIR)分光法,および超伝導量子干渉素子(SQUID)磁気測定によって行なった。PEG-Fe3O4およびGSH-PEG-Fe3O4ナノ粒子は,それぞれ,10および5nmの微結晶サイズを有し,ナノ粒子表面でのGSHの添加は,結晶格子の圧縮を示した。両ナノ粒子共に,室温で超常磁性挙動を示し,AFM画像は,これらナノ粒子の規則的球形状と,粒子凝集の欠如とを明らかにした。PEG-Fe3O4およびGSH-PEG-Fe3O4ナノ粒子の平均の流体力学的サイズは,それぞれ,69±37nmおよび124±75nmであった。両ナノ粒子の細胞毒性は,ヒト前立腺癌細胞(PC-3)に対してスクリーンされた。これらの結果は,PEG-Fe3O4またはGSH-PEG-Fe3O4ナノ粒子を用いた処置におけるPC-3生存度について,濃度依存性のある減少を実証した。しかし,この細胞毒性は時間には依存性しなかった。PEG-Fe3O4またはGSH-PEG-Fe3O4ナノ粒子について,外部磁場の印加による超常磁性挙動に起因して,これらナノ粒子をターゲット部位に導いて,正常組織に対する副作用を最小にして腫瘍細胞に局所的毒性効果をもたらすことができることを記し,これは,生体医学応用での酸化鉄ナノ粒子に関する有望な利用であることを強調した。Copyright 2016 Springer Science+Business Media Dordrecht Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酸化物薄膜  ,  細胞生理一般 
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