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J-GLOBAL ID:201702245476056289   整理番号:17A0850705

りんの生物学的除去に及ぼす硫化物の長期的影響:Thiothrix caldifontisの共生的役割【Powered by NICT】

Long-term effects of sulphide on the enhanced biological removal of phosphorus: The symbiotic role of Thiothrix caldifontis
著者 (12件):
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巻: 116  ページ: 53-64  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Thiothrix caldifontisは流入水中のリットル当りの硫化物の100mgを含む実験室規模の高度生物学的りん除去(EBPR)系における支配的な微生物(65±3%の推定生物体積)であった。硫化物の存在への段階的曝露後,最初にCandidatus Accumulibacter phosphatisクレードI(98±3%の生物体積)(既知のポリリン酸蓄積生物,PAO)によって支配されるEBPRシステムはT.caldifontisに富むようになった。研究した種々の運転条件を通じて,実質的に100%リン酸塩除去は常に達成された。媒質中の硫化物含有量(交互嫌気性-好気性逐次回分反応器の嫌気性段階に添加)と好気性水力学的滞留時間の調整の緩やかな増加は,T.caldifontisの濃縮において主要な役割を果たした。T.caldifontisポリβヒドロキシアルカン酸(PHA)として嫌気的に炭素を貯蔵し,ポリリン酸の加水分解を介して必要なエネルギーを生成することにより,混合栄養代謝を示した。PHAは成長,ポリりん酸塩とグリコーゲン生成のための炭素及びエネルギー源として好気性期間に使用した。明らかに,余分なエネルギーは細胞内硫黄,硫酸への段階的酸化による硫化物の初期蓄積により得られた。T.caldifontisを強化した培養は約100mgP/g VSSを貯蔵することができた。本研究では,T.caldifontisはエネルギー源として細胞内硫黄プールを用いたりん除去のための混合栄養代謝とPAOのように振舞うことを示唆した。これらの知見は,嫌気性システムにおけるまたは嫌気性下水から処理したもの(前)のようなS-化合物の減少を含む低有機炭素濃度の廃水からのりんの生物学的除去のための主要な関心事である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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下水,廃水の生物学的処理 

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