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J-GLOBAL ID：201702246826281728   整理番号：17A0752946

Pt Oxide Blackのアンモニア酸化活性とアルカリ形アンモニア燃料電池の放電特性

Ammonia Oxidation Activity of Pt Oxide Black and Discharge Property of Alkaline Ammonia Fuel Cell

著者 (3件)： 村上翔太 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  高橋弘樹 (秋田大 大学院理工学研究科) ,  田口正美 (秋田大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本素材物性学会誌  (Journal of the Society of Materials Engineering for Resources of Japan)
巻： 28  号： 1-2  ページ： 11-18  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： L0710A  ISSN： 2433-0507  CODEN： SBZAEU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルカリ形アンモニア燃料電池のアノード触媒としては,カーボン微粒子に担持することで利用効率を高めたPt Black(Pt)が用いられる。しかし,Ptは高価でアンモニア酸化能力も高いとはいえず,これを代替できる高活性な材料が望まれている。そこで本研究では,Pt酸化物の直接アンモニア燃料電池のアノード粉末触媒としての可能性を探るため,アルカリ溶液中におけるPtおよびPt Oxide Black(Pt酸化物)粉末のアンモニア酸化活性を調査することにした。その結果,1)粉末Pt酸化物のアンモニア酸化活性は電気化学還元によって改善され,従来のPtの触媒活性を大幅に上回ることを確認した。2)電極触媒層におけるPtとアニオン交換樹脂の質量比を変えることで,アンモニア酸化活性が改善された。3)アノード触媒に電気化学還元したPt酸化物を採用した場合,従来Pt,または還元していないPt酸化物触媒の性能を上回る高い放電性能を示した。などの知見を得た。

シソーラス用語： *担持触媒 ,  *炭素材 ,  アノード ,  *電極触媒 ,  *燃料電池 ,  酸化 ,  アンモニア ,  陰イオン交換樹脂 ,  *カソード還元 ,  充放電サイクル ,  電池容量 ,  電気特性 ,  *触媒活性 ,  X線回折分析 ,  陽分極 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  クロノアンペロメトリー ,  白金触媒 ,  *酸化白金 ,  *触媒 ,  充放電特性 ,  *電気化学反応
準シソーラス用語： アニオン交換樹脂 ,  *直接アンモニア燃料電池

分類 (2件)： 燃料電池  (YB04040V) ,  電極過程  (CB07040U)

引用文献 (19件)：

• [1] S. K. Kamarudin, F. Achmad, W. R. W. Daud: Int.J. Hydrogen Energy, 34(2009), 6902-6916.
• [2] D. M. F. Santos, B. Sljukic, ` L. Amaral, D. Macciò, A. Saccone, C. A. C. Sequeira: J. Electrochem. Soc., 161(2014), F594-F599.
• [3] J. Sanabria-Chinchilla, K. Asazawa, T. Sakamoto, K. Yamada, H. Tanaka, and P. Strasser: J. Am. Chem. Soc., 133(2011), 5425-5431.
• [4] 水素・燃料電池ハンドブック編集委員会 編:水素・燃料 電池ハンドブック,オーム社,(2006),p.386.
• [5] 電気化学会電池技術委員会 編:電池ハンドブック,オー ム社,(2010),p.672

タイトルに関連する用語 (7件)： Pt ,  アンモニア酸化 ,  活性 ,  アルカリ ,  アンモニア ,  燃料電池 ,  放電特性