文献
J-GLOBAL ID:201702246867403199   整理番号:17A0137938

塩分濃度の減少とアクチノイド移動度:コロイドが促進する輸送なのか,pHの変化によるのか?

Decreased Salinity and Actinide Mobility: Colloid-Facilitated Transport or pH Change?
著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 625-632  発行年: 2016年01月19日 
JST資料番号: B0839A  ISSN: 0013-936X  CODEN: ESTHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
天然コロイドは帯水層におけるアクチノイドの移動を促進すると考えられている。天然の不均質な地下砂質堆積物の飽和カラムを用いたカラム試験によりその説を検討した。イオン強度が高くアクチノイドを含んだ酸性プルームが帯水層に侵入しその後イオン強度の低い地下水が流れて来る状況を模倣しその時のアクチノイドとコロイドの移動を測定した。Th(IV)をモデルアクチノイドとして用いた。まず10-1M NaNO3,11μM Th(IV),pH4の条件でTh(IV)を吸着させた後10-3M NaNO3(pH4)を流したところイオン強度の低下に伴い排水液のTh(IV)とコロイド濃度が一時的に増加し脱着を確認した。この脱着に伴い排出液のpHが一時的に減少した。Th(IV)の脱着がコロイドによるものかpHの低下によるものかを明らかにするため,Th(IV)吸着後NaNO3濃度を10-1.3,10-2,10-3,10-4Mと段階的に下げて流したところそれぞれのイオン強度低下の段階で一時的にTh(IV)の脱着を確認した。しかし10-1Mから10-1.3Mへの濃度低下の段階ではコロイドの脱着は確認できなかった。さらに排水液のTh(IV)の90%は溶存性のものでコロイド性のTh(IV)はわずかであった。以上の結果からイオン強度の低下によるTh(IV)の脱着はpHの一時的低下によるものであると結論した。またTh(IV)の吸着により砂のζ電位は増加しコロイドの脱着に影響を及ぼすことも見出した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地下水学  ,  土木地質学・水文地質学一般  ,  水質汚濁一般 

前のページに戻る